華91年オフ
ジョン・ナッシュGMは、今年も早い段階で動きます。
【ドラフトに向けて&ドラフト】
・来るドラフトの1巡目第8位指名権をナゲッツに出して、マイケル・アダムス&同ドラフトの1巡目第19位指名権&93年のドラフト2巡目指名権を獲得。
・そのもらった19位指名権で、ラブラッドフォード・スミスを指名。
アダムスがナゲッツで評価を上げて戻ってきました♪
ナゲッツで開花したアダムスのプレイは、元HCのケビン・ロッカリー、オーナーのエイブ・ポリンが「放出は失敗だった」と認めるほどのもの。
昨シーズンは、オフェンス偏重型のナゲッツだったとはいえ、平均26点・10アシスト・2スティールを上回るスタッツをマーク。
ナッシュは、アダムスを「再建のキーマン/90年代のブレッツをリードする存在」だとして大きな期待をかけています。
因みにアダムスも、トレードされるならイースト希望だったようです。
スミスは6フィート3インチのSG。
ルイビル大出身で、最初2年間はパービス・エリソンとチームメイトでした。
ファンはジョン・ターナーかロドニー・モンローを指名して欲しかったようで(2人とも地元に所縁があります)、指名時にはブーイングが起こりました。
【補強1】
・ダレル・ウォーカーをピストンズに出して、93年&95年のドラフト2巡目指名権を獲得。
・ラリー・スチュアートと契約。
ウォーカーは、元々は契約延長したかったようなんですが、その話がないため、トレードを希望していました。
因みにヘイウッド・ワークマンもイタリアへ去っています。
スチュアートは、コッピン州立大史上2人目のNBA選手。
90年に同大が初めてNCAAトーナメントに進んだときの主力。Fで、ドラフトにはかかりませんでした。
【怪我人】
バーナード・キング、マーク・アラリーは9月に膝の関節鏡手術を受けました。
キングはカレッジ時代にも同じ手術を経験済みで、そのとき軟骨除去をしたため、軟骨が元々20%ほどしかなかったらしいんです。
検査では、重大な異常は見つからず、大手術でもないようなんですが…
アラリーについては、昨シーズン途中の離脱直後、ドクターたちが膝の痛みの原因を見つけられず、ようやく関節部分の軟骨に異常があると発覚。
良くはなっていたけれど、膝に体重をかけられない状態が続いていたそうです。
因みにアラリーは、昨シーズン負った負傷から、春に目の手術も受けています。
【補強2】
・アルバート・キング、デビッド・ウィンゲート、アンドレ・ターナーと契約(キング&ウィンゲートはナッシュGMがシクサーズ時代にも獲得したことがあります)。
キングはバーナードの弟で、ポジションは同じくSF。
かつてはまずまずの選手でしたが、膝の故障などでキャリアが陰りだし、ここ2シーズンはNBAでプレイしていませんでした。
今回は兄の故障を受けてのSF補強。弟のNBA復帰を兄は喜びました♪
元々メリーランド大のスターだったので、地元復帰にもなります。
ウィンゲートはキャリア5年のSG。
昨シーズンはレイプ事件の裁判などで、25試合しかプレイしませんでした。ボルチモア&ダンバーハイスクールの出身なので、これまた地元帰還ですかね。
アウトサイド・シュートとディフェンスが良いです。
ターナーは5フィート11インチのPG。
NBA以外のリーグも含め、あちこち渡り歩くジャーニーマンです。昨年はシクサーズでキャリア最多となる70試合に出場しました。
【続・続トラブル】
ジョン・ウィリアムスのオーバーウェイト問題は継続中。
昨シーズン終盤にフロントと結んだ規約に則り、6月から「定期的な測定付ダイエット+順調にいけばお金ゲットチャレンジ」をスタート。
初回の計測では、最初の目標体重をクリア。早速10万ドルをゲットしました☆
しかし、2回目はクリアできず、3回目は欠席…。
サマーリーグでもプレイしたようなんですが、膝を保護する器具付。目標の260ポンドを切るまでは必要とのことでした。
ということで、今年もまたトレーニング・キャンプをスキップ。
そして、またしても出場停止となってしまいました(45ポンドオーバー)。
キング&アラリーに加えてウィリアムスも離脱。
更にリーデル・エックレスも膝の手術を行い、開幕に間に合うかどうかというところ。
サマーリーグで好プレイを見せたスミスは、足首捻挫で開幕には間に合いません。
こんな厳しい状況なんですが、HCのウェス・アンセルドは契約を3年延長。ポリンとの関係がとても良かったようです。
ポリンは「リーグのベスト・コーチ」とさえ言っていたとか(事実、アンセルドのお陰でこのチームは体裁を保てている、といった評価もあったようなんですが)。