帆93~94シーズン②
このシーズンからラリー・ブラウンがHCになったペイサーズは、76年のNBA加盟以降初の1stラウンド突破を果たします。
ブラウンが続投していたらまた違ったでしょうか。
【スタメン①】
ドミニクはホークス時代からプレイングタイムも増え、25試合で平均29.1点・7.0リバウンド。
シーズン通算でも平均26.0点はリーグ4位、オールNBA3rdチームにも選出されています☆
ハイライトは、3月末の古巣ホークス戦(@アトランタ)で、36点をあげて勝利に貢献。
また、シーズン終盤のウォリアーズ戦では37点を稼いで史上9人目となる通算2万4000点を達成しました。
ただ、加入後しばらくして、オフにFA市場を試す旨のコメントをしており、それとチームが勝てなくなった時期が重なるという話も。
士気を下げてしまったでしょうか。
因みに、トレード後は9勝21敗でした。
ロン・ハーパーは75試合で平均20.1点・6.1リバウンド・4.6アシスト・1.9スティール。
4シーズン振りに平均20点を超え、リバウンドはキャリアハイ。3Pも、ハーパーにしてはよかったです。
マーク・ジャクソンは79試合で平均10.9点・8.6アシスト(リーグ8位)・1.5スティール。
HC交代の影響か昨シーズンからミニッツが減り、得点も落ちましたが、アシスト&スティールはほぼ同じでした。
この2人はチームに不満を抱いており、特にハーパーは、「クリッパーズでプレイするのは監獄にいるようなものだ」という趣旨のコメントをして1試合の出場停止を喰らっています。
【スタメン②】
ボートは75試合中56試合でスタート。
得点とリバウンドで27回ダブルダブルをマークするなど、平均11.7点・8.7リバウンドでした。
エリスがスタートしていたオールスターブレイク前と負傷離脱のあった3月を除けば、安定していたかと思います。
2年目のスペンサーは76試合中63試合でスタートし、平均8.9点・5.5リバウンド・1.7ブロック。
ロバーツが離脱するまでほぼローテーション外だったことを考えると大健闘。
このシーズンだけで見れば、得点も、故障前のロバーツより稼いでいます。
【控え①】
エリスは49試合で平均8.7点。
オールスター前最後の試合でスターターを外されてからはベンチスタートが主でしたが、後半戦も6試合連続2桁得点をあげるなど予想外な活躍は散見されました。
開幕直前に合流したゲーリー・グラントでしたが、結局、このシーズンもGの控え一番手。
テリー・デヘアはPGじゃないし、ランディ・ウッズでは荷が重いです。
グラント個人は、大体例年通りの働きだったでしょうか。
デヘアは64試合で平均5.3点。
(恐らく)若手にミニッツを与える流れになったラスト8試合では、うち5試合で2桁得点をマークしていますが、それまでは出場機会自体がまちまち。
3Pは40%を超えましたが、数が少ないです。
ウッズは今年も40試合の出場。
デヘア同様、ラスト10試合ほどでミニッツが増えました。
サイズの小さいスコアリングGなので、外が入らない試合は厳しいですかね。
【控え②】
マーク・アグワイアは2月頭に解雇。
ずっと控えでしたが、39試合で平均10.6点と持ち前の得点力は見せていました。
シーズンが始まってから、シーズン終了後の引退を口にしていたこと、開幕から欠場していたジョン・ウィリアムスの復帰が迫っていたこと、などが理由の模様。
このアグワイアとトム・トルバートが、シーズン前半のバックアップFでした。
ただ、トルバートの出場機会はまちまち。
シーズン後半は、ウィリアムスの復帰&チャールズ・アウトローの加入に加えて背中の故障もあり、オールスターブレイク以降は9試合しかプレイしませんでした。
そのウィリアムスは2月頭に復帰。
復帰4試合目で21点あげるなど、コンディションに難はあってもそれなりにやれるんですよね。
34試合の出場でしたが、アベレージは昨シーズンと遜色ありません。
バレンタインデーに10日間契約で加入したのがアウトロー。愛称は「ボー」。
6フィート8インチ210ポンドのF。
コミュニティカレッジで2年、ヒューストン大で2年プレイしますが、NBAのドラフトにかからず、CBAでプロキャリアをスタートしていました。
運動能力の高いマルチなディフェンダー。
エネルギー溢れる選手で、豪快なブロックを見せることもあります(CBAではブロックがリーグ1位でした)。
加入後は37試合で平均6.9点・5.7リバウンド・1.0スティール・1.0ブロック。
ボート負傷時にはスタメンも任されました。
シュートが苦手で、得点はゴール近辺限定。
ただ、よく動くので、カッティングや味方のフォローアップ、速攻時のフィニッシャーなど、得点に絡む手段は持っています。
FTも苦手ですが(フォームもぎこちない)、このシーズンは成功率が6割近くありました。
ボブ・マーティンは53試合に出場。
開幕から3週間ほどは、Cのバックアップ一番手でした。