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Channel: NBAヒストリー(ひばち)
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Toronto Raptors 96~97シーズン①

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凸96~97シーズン①

 

オフの補強でC以外はスタメンを固定することが出来ました。

 

デイモン・ストウダマイヤー

ダグ・クリスティ

ウォルト・ウィリアムス

ポパイ・ジョーンズ

 

3勝3敗と悪くないスタートを切った直後に6連敗しますが、12月はロケッツ、ブルズを撃破するなど6勝9敗。

1月にはジャズも倒し、ブレイザーズからは2勝するなど、大物食いは健在でした。

 

ストウダマイヤーが昨シーズン同様か、もしくはそれ以上にチームの中心となり、クリスティは自己ベストのシーズンを過ごし、ウィリアムスはフィット。

 

注目のマーカス・キャンビーは開幕5戦目でスタートし、そこから3試合連続で20点以上を稼ぐなど滑り出しは上々。

11月末~1月頭までは欠場が多く、コンディション&プレイともに不安定でしたが、1月半ばにスタメン復帰してからは復調。

 

オールスターブレイク明けにもベンチスタートの時期がありましたが、3月頭からまたスタメンに。

このときはスタッツを大きく伸ばしています。

 

これらのように昨シーズンから好材料は増えましたが、戦績だけでみるとまだ勝率5割にも程遠く、オールスターブレイクの時点では17勝29敗。

後半戦は更に借金が増えました。

 

最終成績は30勝52敗。

各ディビジョンの王者から勝ち星をあげたかと思えば、セルティックス(15勝67敗)に3敗するなどムラが激しかったですが、2年目としては悪くない出来です☆

 

【期待の2人】

 

ストウダイマイヤーは81試合で平均20.2点・8.8アシスト(リーグ6位)・4.1リバウンド・1.5スティール。

また、このシーズンも、リーグ4位の平均40.9分もプレイしました。

 

シュートに占める3Pの割合が増え、試投数はリーグ5位の496本。

そのうち176本(リーグ9位)を決めているんですが、このためか、シュートの精度は落ちています(FG成功率40.1%・3P成功率35.5%)。

インサイドに攻撃の起点となれる選手がいないが故でしょうか。

 

サイズの割にリバウンドに強く、トリプルダブルは2回。

TOはちょっと多いですが、チーム事情(PGのバックアップが不在&他にオフェンスの起点になれる選手がいない)を考えれば許容範囲でしょうか。

 

キャンビーは68試合(38試合がスタート)で平均14.8点・6.3リバウンド・2.1ブロック(リーグ10位)・1.0スティール。

序盤は、背中などの故障に加え、ある試合の前には意識を失うなど周囲を心配させました。

 

フィジカル面の弱さは懸念された通りでしたが、オフボール時の動きが上手く、ジャンパーもまあまあ。

終盤には36点、37点をあげた試合もありました。

 

新人王を争うほどではなかったので、ドラフト時の期待にどの程度応えられたのかは微妙なところですが、ルーキー・オールスターではMVP級のスタッツ(18点&12リバウンド)をマーク。

オール・ルーキー1stチームに入っています。

 

【スターター3人】

 

クリスティはキャリアで初めてスターターに定着☆

81試合で平均14.5点・2.5スティール(リーグ2位)・3P成功率38.4%(147/383)でした。

MIPの投票で2位になったのも納得です。

 

ウィリアムスはチーム2位の平均16.4点に加えて、3P成功率40.0%(175/437)をマーク。

個人としてはかなりいいシーズンで、オールスター・サタデイの3Pコンテストにも出場しています。

難点はファウルの多さで、ミニッツが増えたからかもですが、ファウルアウトが11回もありました(昨シーズンはゼロ)。

 

ジョーンズは79試合中61試合がスターターで、平均7.8点・8.7リバウンド。

3月以降はベンチスタートが多かったんですが、これはフロントが若手の機会を増やしたかったからですかね。

ハイライトは12月11日のセルティックス戦で、22点&21リバウンドをあげています。

 

【ベンチ】


カルロス・ロジャースは、腎臓病のお姉さんのために腎臓の提供を申し出た件などもあり、2年連続で26試合を欠場。

ただ、控えとしての働きは悪くなく、平均9.8点・5.6リバウンド・1.2ブロックをマークしました。

 

3Pは目覚ましい向上を見せており、過去2シーズンで35本中5本成功だったのが、このシーズンだけで66本中25本を決めています(成功率37.9%)。

 

シャロン・ライトは60試合で平均6.5点・3.1リバウンド・FG成功率40.0%と、3年目にして自己ワーストのシーズンに。

シーズン序盤にキャンビーが戦列を離れた際にスターターを任されたんですが、そこで結果を残せませんでした。

 

ヒューバート・ディビスもチームに馴染めず。

当初はローテーション・プレイヤーでしたが機能せず、年末から1ヶ月ほど故障者リスト入り。

復帰後は出場機会もまちまちで、3月末でシーズンを終えました。

36試合で平均5.0点・FG成功率40.2%・3P成功率22.9%は自己ワーストです。

 

ザン・タバックは故障で13試合に出たのみでした。


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