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ドワイトくんへの愚痴と更新のお知らせ

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またまたご無沙汰しておりますm(_ _ )mこんにちは。


ドワイトがレイカーズを出ちゃいました。


将来的には痛かったのかもしれないけど、レイカーズにとってほんとに痛手なのは、ロケッツに移籍したハワードがシャックやオラジュワン並みに支配的なCになったときだけだと思うんです。

リバウンドとブロックはともかく、オフェンスはいつまで経っても微妙なまんま。例えレイカーズにいたとしても、大幅な成長なしに歴代名Cの仲間入りはなかったでしょう。そんなワケでハワードのロケッツ移籍はそんなにショックでもないんです。


ただ、あの程度の選手にレイカーズが振り回されたと思うとイラッとします。特にフロントに「コービーをアムネスティする可能性について聞いた」てのははらわた煮えくりかえそうでした。あんた、そこまでの器じゃねーし!!


まぁ今のNBAにはいいCがほぼいないですからね~相対的にリーグトップのCになっちゃいますもんね。エディ・カリーがブルズで真面目に成長していれば・・・なんてw

クリス・ケイマンは怪我がなければやれる子だと思うんで、実は期待してたりします。あと1人ビッグマン欲しいんだけどなぁ。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~


今回もヒストリーネタを2つほど。最近ゆっくりブログを書けなくて、ネッツとか古い年代のを完成させられないんですが、決してやめたワケじゃないです!よかったら気長に待ってやってください(。-人-。)


グリズリーズ4グリズリーズ5


Chicago Bulls vol20-b

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牛85~86プレイオフ~1stラウンド~


ひばち


第8シードでかろうじてプレイオフに滑り込んだブルズ(30勝52敗)が戦うのは、リーグ最高勝率を残した第1シードのセルティックス(67勝15敗)。

(1stラウンドの時点では発表になってないけど)シーズンMVPのラリー・バード、6マン・オブ・ザ・イヤーのビル・ウォルトン、オールスターのロバート・パリッシュケビン・マクヘイルを擁する優勝候補で、シーズン中の対戦成績も1勝5敗と負け越し。勝ち目はなさそうです・・・


セルティックスのスターターはバード&マクヘイル&パリッシュの3人+デニス・ジョンソンダニー・エインジ

平均26点近くを稼ぐ一方このシーズン最高の3Pシューターでもあるバード(成功数&試投数ともにリーグ最多・成功率も40%以上!)、抜群のポストプレイが武器のマクヘイル、7フッターでありながら速攻のフィニッシャーにもなれるパリッシュの3人は、リーグ史上最高のフロントラインのひとつ(3人とも将来殿堂入り)。

ジョンソン&エインジはタイプの違うコンボガードで、ジョンソンもまた未来の殿堂入り選手。79年にソニックスが優勝したときのメンバーで、そのときはファイナルMVPに選ばれています。


ベンチの要は33歳にしてキャリア最高の80試合に出場したウォルトン、ミスが少なく精度の高いプレイを見せるジェリー・シースティング、マクヘイル欠場時には得点源として活躍したベテランのスコット・ウェドマンといった面々。

この他に、将来HCとして実績を残すリック・カーライル、ルーキーのサム・ヴィンセント、個人スタッツはパッとしないながら息の長いキャリアを送るグレッグ・カイトらが控えています。


↓ラリー・バードって名前がいいですよね
ひばち


●ゲーム1@ボストン・ガーデン


このシーズンのセルティックスがリーグ最高勝率を残した要因のひとつがホームコートでの強さ。なんと40勝1敗というリーグ史上最高勝率を残してたんですね~こりゃ厳しいですよ(因みに唯一喫した1敗はブレイザーズが相手でした)。


格下ブルズはマッチアップを考えるのも一苦労。バードには身体能力で勝るオーランド・ウールリッジ、インサイド要注意のマクヘイルにはデイブ・コージーン、パリッシュにはルーキーのチャールズ・オークリーをつけました(オークリーは6フィート8インチしかありません)。

一方のセルティックスはウールリッジにマクヘイル、オークリーにパリッシュをつけ、バードはコージーンとマッチアップさせる余裕のプラン。1Q開始早々、ブルズはマクヘイルとパリッシュにインサイドをやられます。


しかし、先手をとったのはブルズ。我らがマイケル・ジョーダンの個人技が予想以上に?チームを引っ張ります☆

マッチアップしたジョンソンはディフェンスの良い選手なんですが(オール・ディフェンシブ2ndチーム)サイズが小さく(6フィート4インチ)、ずば抜けた身体能力を持つジョーダンの相手じゃありませんでした。尤も、セルティックスがダブルチームを仕掛けたりせず、マンツーマンで対応していたのもあるとは思うんですけども。

このジョーダン1本の攻撃に相棒?ウールリッジが絡むようになり、ブルズは35対27とリードして1Qを終えました♪


このブルズムードが崩れたのは2Q途中。ジョーダンがベンチに下がった時間帯でした(わーそのまんま)。

1Qはおとなしかったバードがシュートを決めだし、ウォルトン&シースティングの働きもブルズにとっては大打撃。すぐにジョーダンが戻りますが、セルティックスの猛攻はジョーダンの個人技だけで太刀打ちできるモノではありませんでした。前半、最後の最後で逆転をゆるしたブルズは2点ビハインドで後半へ(59対61)。


↓孤軍奮闘・・・なんて言葉じゃ表現できないですかね♪
ひばち


後半に入るとブルズに為す術はありませんでした。セルティックスは今度はジョンソンが当たり始め、点差はどんどん開き始めます。ジョーダンは疲れからか前半ほどのキレがなく(セルティックスのディフェンスも対応してたかな)、ジョージ・ガービン投入もまったく効果がなく、一方的な展開となりました。

最終スコアは104対123。ジョーダンは49点をあげましたが、うち30点が前半にあげたモノで後半は失速気味(それでもすごいんですが)。ウールリッジ25点、オークリー13点&10リバウンドはがんばりましたが、他が誰も続きませんでした。


対するセルティックスはバード30点&6リバウンド&8アシスト&3スティール、マクヘイル27点(FG10/11)&10リバウンド、パリッシュ23点&10リバウンド、ジョンソン26点とまったく問題なし。ジョンソンはともかく、やっぱりブルズのフロントコートで太刀打ちできるような相手じゃないんですよね。


●ゲーム2@ボストン・ガーデン


さてさて、これがかの有名なジョーダン63点ゲームです☆☆☆


ジョーダンは1Qから着実に得点を重ねます・・・が、それと同じくらい?大きかったのが、ウールリッジ、オークリー、コージーン、シドニー・グリーンらのインサイドでのがんばりでした。

しつこいようだけどセルティックスのフロントコートにはどうしたって敵わず、リバウンドでも勝てないんだけど、この試合に関してはハッスル度がゲーム1を上回っており、そうなるとファウルがかさんでくるんです。序盤でパリッシュをファウルトラブルに追い込んだのは◎でした。カイル・メイシーが1Q終了間際にブザービーターを決め、33対25とリードを奪います(ジョーダン17点)。


2Q。ブルズはジョーダンを休ませて(当時)プレイオフの通算得点アベレージ歴代2位のガービンを投入します。ゲーム1ではこの時間帯にあっさり追いつかれたわけですが、今度は粘ります。ガービンは特に何もしなかったけど、グリーンとウールリッジががんばりました。

結局一度は同点にされちゃうんだけど、ジョーダンが戻ってくると再びブルズがリード。チーム全体で前半1TOというミスの少なさも光り、58対51と7点リードしたまま前半を終えました(ジョーダン23点)。


↓前半は「控え目」だったかな?

ひばち


3Q。スタン・アルベックHCはラインナップを入れ替えます。コージーンを外してジーン・バンクスを投入し、ビッグ3擁するセルティックスに対して敢えてスモール・ラインナップで挑みます。

高さのセルティックスに機動力で対抗しようとしましたかね?正直、早い展開に持ち込むことはできないんですが、序盤からのハッスルプレイ&バンクスらの渋い働きが実を結びます。なんとQ序盤にパリッシュが4つ目のファウルを犯してしまい、その代わりに出て来たウォルトンもすぐに4つ目をやっちまうんですね。セルティックスはウォルトンをも下げるワケにはいかず、意外にも苦しい選手起用となります。ブルズもオークリーが4つだったんですが、流れはブルズ寄りでした。


ところが、これをエインジが断ち切ります。前半ほとんど目立たなかったエインジが、そのアグレッシブなプレイでセルティックスに火を点けるんです。シュートを決め、アシストを決め、スティールから速攻をリードし、ジョーダンに対するディフェンスも悪くなく・・・一気にセルティックスの流れとなりました。ジョーダンはこのQまでで36点をあげていたけど、スコアは91対88と僅か3点差。もうリードはないようなもんです。


そして4Q序盤、24秒ギリギリで放ったバードの3Pが決まって遂にセルティックスが逆転!その少し後にはリバウンド争いでもつれて倒れた状態から放ったマクヘイルのシュートが決まるミラクルもあり、ブルズは一気に苦しくなるかに見えました・・・が、この試合は違います。ジョーダンが引っ張るんですね~


難しい体制からでも最悪FTに持ち込むのは当たり前。Q半ばにはジョーダンがドライブを仕掛け、これにウォルトンがファウルしてファウルアウト(!)ディフェンスでもマクヘイル&パリッシュに対してヘルプからいいブロックを決めるなど、攻守ともにチームを負けさせないんです。

終盤にはシーソーゲームとなり、この激しい戦いの中でセルティックスは主力のファウルトラブルが続出。バード、ジョンソン、エインジがファウル5つとなり(ブルズもオークリーが5つ)、どっちに転ぶか分からない展開となりました。


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残り1分半切って113対111とブルズが2点リードした場面、セルティックスはジョンソンがバスケット・カウントとなるレイアップを決めて(もちろんFTもヒット)、113対114とリードされます。ブルズは(てかジョーダンは)次のオフェンスをミスし、逆にセルティックスはエインジがシュートを打つと見せてマクヘイルにナイスアシスト!113対116と3点ビハインドに拡がりました。

しかし、ブルズはここからが良かった!オークリーがインサイドで粘って(パリッシュから)ファウルをもらってFTを1本決めると(114対116)、セルティックスのラスト・オフェンスも止め、残り10秒を切ってブルズ・ボール。すべてはジョーダンに託されました。


ここでジョーダンは3Pを選択。これが決まらないんですが、レフェリーはブロックに跳んだマクヘイルのファウルをコール!ジョーダンはFTをきっちり2本決めて54点目をあげ、ゲームはオーバータイムに突入しました(3Pに対するFTが3本になったのは90年代に入ってからです)。


↓チームメイトの援護にも助けられたジョーダン
ひばち


オーバータイム。残り1分40秒を切って120対119とブルズ1点リードの場面で、ジョーダンがファウルされながらジャンパーを決め(もちろんFTも入れて)、123対119と4点差にします(!)しかも、ファウルしたのはジョンソンだったためファウルアウト(!)これで勝利を掴みかけたかに見えました・・・が、逆にこれが仇となってしまうんです。


ジョンソンの代わりに出て来たのはシースティング。このシースティングがコートに入ってすぐ、バスケット・カウントとなるジャンパーを決めるんですね~(FTは外すけど)

これで生き延びたセルティックスは堅守とパリッシュのFTですぐ同点に追いついてきます(123対123)。コージーンがミラクルなティップインで再度リードを奪いますが、エインジにすぐ返され、試合はダブルオーバータイムに突入します(ジョーダン59点)。


ダブルオーバータイムはセルティックスが先行。残り2分を切って127対131と4点ビハインドというところから、ジョーダンが2本連続で決めてなんとまた同点に追いつきますが、ブルズはここまで。

シースティングが事実上の決勝打となるジャンパーを決めると、パリッシュもダメ押しとなるジャンパーを沈めて勝負あり。131対135でブルズは2敗目を喫しました。


↓ジョーダンのマークはエインジの方が上?
ひばち


↓インサイドにそびえる名選手たち
ひばち


ブルズはジョーダンをシースティングにつけ、ビッグ3の誰かにボールが入ったらダブルチームに行かせてたんですが、皮肉にもこのシースティングが要所で良いプレイを見せました。シースティングの8点&4アシストは価値ありまくりです。


ジョーダンはプレイオフ記録となる63点(22/41、FT19/21)!!!同じ日に50点あげたドミニク・ウィルキンスにしたら良い迷惑だったでしょう(笑)基本的にはマンツーマンで守っていたセルティックスがダブルorトリプルチーム&トラップで対応し始めてからは多少苦しむ場面も見受けられましたが、それでもシュートをねじ込んでくる姿は圧巻でした。

すっかり霞んじゃったけど、24点&9リバウンドをあげたウールリッジ、10点&14リバウンドをあげたオークリーも内容は濃かったです。

セルティックスはバード36点&12リバウンド&8アシスト、マクヘイル27点&15リバウンド&6ブロック、エインジ24点(すべて後半)とさすがの出来。この他にジョンソン&パリッシュもアベレージ近い成績は残してるし、早々にファウルアウトしたウォルトンでさえ、10点&15リバウンドをあげていました。


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ゲーム1のあと、ジョンソンは「マイケルはもう2度とこんなゲームはできない」と言ってたらしいんですが、まさかゲーム1以上の活躍をゆるすとは・・・て感じでしょう(繰り返しますがジョンソンはディフェンスが良い選手です)。


「マイケルがうち(セルティックス)に対してやったのと同じことを、他の誰かができるとは思わない。彼は今日の試合でいちばんエキサイティングですさまじい選手だった。マイケル・ジョーダンの姿をした神だったんだと思う」 byバード


●ゲーム3@シカゴ・スタジアム


ジョーダンの超人的パフォーマンスはゲーム2まで。ブルズは104対122で敗れ、健闘虚しくスウィープでシーズンを終えたのでした。


ジョーダンは序盤からセルティックスのディフェンスに苦戦。ジョンソンは過去2戦よりもタイトなディフェンスを見せ、隙あらばバードorマクヘイルがダブルチームを仕掛けてきました。

セルティックスはマクヘイルが絶好調で、ブルズもまたダブルチームで抑えようとしますが、特に効果なし。ブルズと違ってダブルチームへの対処が巧いんですよね(マクヘイルもマクヘイルの周りもね)。


2Q。このシリーズ初めて1Qをリードされたブルズは(23対33)、これまで出番のなかった7フッター&ショットブロッカーのジュワン・オールドハムをマクヘイル対策に起用するなど工夫を見せますが、これも効果なし。それどころかQ序盤にはジョーダンが3つ目のファウルを喫してしまい、Q終盤にはなんとなんと4つ目をコールされてしまいます。

ジョーダンがコートにいる間はなんとか1桁で粘っていたブルズでしたが、ベンチに下がると一気に2桁ビハインドへ。もう後がありませんでした。


3Qには更に点差を拡げられ、4Q序盤には一時30点差へ。ジョーダンはファウルアウトし、その少し後にはアルベックHCもテクニカル・ファウルで退場。試合はガーベイジタイムとなり、残り10秒を切ったところではカイトがジョン・パクソンへのフレグラント・ファウルで退場になるおまけつきでした。


ジョーダンは19点&10リバウンド&9アシスト。セルティックスのディフェンスを崩すことができず(疲れもあったかな?)、FTも3本しかもらえませんでした。

ウールリッジも14点に抑えられてオークリーも目立たなかったけど、22点&15リバウンドをあげたコージーン、23点をあげたパクソンはよく頑張りました。


セルティックスはマクヘイルが31点をあげ、エインジ20点、バード19点、ジョンソン16点、パリッシュ15点、ウォルトン10点&9リバウンド&3ブロックとつながる盤石の状態。この試合のセルティックスのジョーダンに対するディフェンスは、なんというか意地が見える気がして好きです。ジョンソンにしたら過去2戦でプライド傷つけられたようなもんですもんね。


↓アンタッチャブルだったマクヘイルのポストプレイ
ひばち


いや~チーム力の差がありすぎでした。こりゃムリです。ブルズは圧倒的に層が薄く、ちょっとやそっとのファウルトラブルではベンチを出すわけにもいかず、セルティックスのフロントラインに為す術はなし(これはどこのチームも?)。ボール運びもジョーダンがやるケースがほとんどでした。


セルティックス・クラスのチームとやり合えるようになるには、まだまだまだまだ・・・めっちゃテコ入れが必要です。

おぼん、ぼん、ぼんぼんぼん!

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タイトルはSEX MACHINEGUNSのある曲のパロディです、こんばんは~もうお盆の時期終わってますけどね~


はだしのゲンて懐かしいですね。小学校の図書室にあって、当時図書室にあった唯一のマンガだったから、内容がよくわからない?低学年にも引っ張りだこで常にボロボロ。欠損だらけでした。

そういう争奪戦には負けるタイプだったので(笑)全巻は読んでないけど、そんな規制するほどじゃないっしょ、とか思っちゃいます。どーなんですかねぇ。


今日もまた更新のお知らせです。なんとなくYouTubeで過去の試合を観ていて、なんとなく書いてみました。いきなりvol20とかなってますが、vol1~19はまだ存在しておりません(笑)


↓とても急ですがもしよかったら見てやってください↓


ブルズ20-b

Houston Rockets vol23-b

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R89~90プレイオフ1stラウンド


ひばち


ぎりぎり滑り込んだプレイオフで戦うのは第1シードのレイカーズ。カリーム・アブドゥル-ジャバーが引退したにもかかわらず、リーグトップの63勝19敗をあげた超強豪です。


レイカーズのスターターはマジック・ジョンソンバイロン・スコットジェームス・ウォージーAC・グリーンという不動の4人にベテランCのマイカル・トンプソンを加えた5人。

マジックはこのシーズンのMVPで、マジック&ウォージー&グリーンはこのシーズンのオールスターに出場、マジック&ウォージーはオールNBAチームに選出され、HCのパット・ライリーコーチ・オブ・ザ・イヤーを受賞しました☆


バックアップの中心はディフェンスに定評のあるマイケル・クーパー、得点源の一角でもあるオーランド・ウールリッジ、オール・ルーキー1stチームに選ばれたCのブラデ・ディバッツら。

PGのラリー・ドリューマーク・マクナマラジェイ・ビンセントメル・マッキャンツはプレイオフではほとんど出番がないでしょう。


シーズン中の対戦成績は意外にも2勝2敗。ロケッツは4試合中3試合でアキーム・オラジュワンが抑えられてるんですが、オラジュワン以外の活躍で勝った試合もあり、相性は悪くなさそう。なんとか一矢報いたいところです。


●ゲーム1@グレート・ウェスタン・フォーラム


ロケッツのスターターはオラジュワン&オーティス・ソープバック・ジョンソンのフロントラインにスリーピー・フロイドバーノン・マクスウェルのバックコートという布陣。SGはシーズン終盤からそのままマクスウェルです。


レイカーズのゲームプランは明確で、それはずばりオラジュワンを抑えること。序盤からダブルorトリプルチームで潰しに来ます。一方のロケッツ(てかオラジュワン)はそこでムリに攻めず、ソープやフロイドやマクスウェルら周りのプレイヤーが良いプレイを見せました。

特に印象的だったのはマクスウェル。サイズ、経験・・・ほぼすべてがミスマッチになるマジックとのマッチアップながらも攻守に大健闘!ディフェンスではほぼフルコートでマッチアップし、オフェンスでは後年の不出来さが信じられないほど良いシュートを決めました。1Qはなんとロケッツが先行します(27対21)。


2Qに入るとロケッツは更にリードを拡げ、一時は35対22と大量13点差(!)レイカーズはTOが多く、オラジュワンのディフェンス&リバウンドも効果的でした。

そのオラジュワンが左目を負傷して一時ベンチに下がり、かたやレイカーズがディフェンスを強化&ウォージーにボールを集めるようになるとあっという間に追いつかれますが、そこでもう一踏ん張り。前半終了間際にはソープのブザービーターも決まり、49対43とリードを保ったまま前半を終えました。


後半に入ってもロケッツは善戦を続けますが、さすがにレイカーズも迫ってきます。前半おとなしかったスコットもゲームに絡み出し、ロケッツにとっていちばんの泣き所のSFをウォージーが攻め出し、Q終盤にはレイカーズが遂に逆転。ロケッツの勢いは最終Qまで持ちませんでした。

そして、最終Qはウォージーのひとり舞台。ジョンソンはウォージーのポストプレイを止められず、やられ放題。ロケッツはダブルチームを仕掛けるもさほど効果がなく、ビハインドは一気に2桁へ。最後は89対101で負けちゃいました。


↓ちょっと抑えるのは大変です
ひばち


オラジュワンは14リバウンド&7ブロックをあげましたが、オフェンスでは何も出来ず僅かに13点。レイカーズのダブルorトリプルチームはもちろん、トンプソンのディフェンスも良かったです。

ソープ21点&8リバウンド、マクスウェル20点はロケッツが善戦できた要因。フロイド12点、ジョンソン13点も悪くはありませんが、ジョンソンはウォージーとのマッチアップが辛いですね。


そのウォージーは34点をあげ(3PもFTもなしw)、マジックも23点&7リバウンド&14アシスト&3スティールといつも通りの活躍ぶり。ただ、それぞれTOが6つもありました。

スコットが7点しか取れませんでしたが、オラジュワンに好守を見せたトンプソンは12点&8リバウンド&5ブロックをマーク。グリーンも13点をあげました。ライリーHCはこの勝利で、プレイオフ歴代最多勝タイになりました(もう1人はレッド・アワーバック)。


●ゲーム2@グレート・ウェスタン・フォーラム


ライリーHCの史上最多勝がかかったこの試合で先行したのはレイカーズ。ゲーム1終盤から鬼門だったジョンソンのところをウォージーに攻められました・・・

が、ロケッツはオラジュワンのディフェンス&リバウンドを契機にすぐ盛り返します。ディフェンスからの速攻が何本か決まると流れはロケッツに傾き、1Qはマクスウェルのブザービーターで終了(33対30)!すると2Qはもっともっとロケッツが優勢になります。


オラジュワンのディフェンス(てかブロック)が効いたかレイカーズは外から打ちますが、これがまったく決まりません。逆にロケッツはフロイド&マクスウェルのバックコートが好調で、例えこの2人が外してもオフェンス・リバウンドのフォローが上手くいきました。このQ、なんと最大19点差まで拡げる怒濤の攻撃を見せ、アウェイにもかかわらず65対48で前半を終えました。


3Q。レイカーズはディフェンスを強化してきました。また、ゲーム1~この試合の前半までおとなしかったスコットが立て続けにシュートを決めます。ロケッツは好調フロイドの活躍などで対抗しますが、要所で決まるスコットの3Pには重みがありました(このQだけで13点)。82対75と7点差で最終Qへ。


点差が詰まったとはいえレイカーズに余裕はありません。ライリーは4Qが始まってもスターターを下げません。このスターターを引っ張る作戦はあまり上手くいかないんですが、その後ベンチから出て来たディバッツ&ウールリッジがマジックとの連係プレイで活躍するんですね~


~残り1分50秒を切って98対95とロケッツリードの場面~


オラジュワンがインサイドで囲まれてパスアウトしたところ、ウールリッジがスティール!ウールリッジはそのまま1人で持ち込んでレイアップ・・・を外しちゃうんですが、これを後ろから走ってきたディバッツがダンクで押し込みます(98対97)。


ロケッツはマクスウェルがマジックを交わして難しいジャンパーを沈めますが(100対97)、その直後ウォージーにチームペナルティのFTを2本決められます(100対99)。

そして、ロケッツはこの次のオフェンスでオラジュワンが再びインサイドからのパスアウトをウォージーにスティールされるTO(!)ウォージーはそのままワンマン速攻で持ち込んで、ダンクを決めました(100対101)。


ロケッツは次のオフェンスで攻め手がなく、マクスウェルが単発で打ってミス。最後はウォージーのFTでとどめを刺されました。最終スコアは100対104。惜しかったんですがね~


↓スピードとクイックネスと攻め気の姿勢が◎
ひばち


オラジュワンは11点&11リバウンド&10ブロック&2スティール&4TO。(特に前半)ディフェンスでの存在感は圧巻で、ブロックは見事でした。あれだけ徹底的にマークされたら得点が伸びないのは仕方ないとして、4Q終盤の連続TOは勿体なかったです。

フロイド27点&8アシスト、マクスウェル24点はレイカーズを苦しめ、ソープも14点&8リバウンドときっちり仕事をしました。ジョンソンは15点&6リバウンド&6アシストとオールラウンドに頑張りましたが、やはりウォージーとのマッチアップは厳しいです。


レイカーズはウォージー32点、マジック17点&7リバウンド&14アシスト、スコット17点がチームを牽引。ディバッツ12点、ウールリッジ10点は欲しいところで決めました。これでライリーはプレイオフ通算100勝目をあげ、歴代最多勝となりました☆


●ゲーム3@ザ・サミット


この試合も序盤はロケッツのペース。マジックorウォージーがポストプレイを仕掛けてきたときは早めにダブルチームを仕掛けたり、オラジュワンも得点に絡んだりと過去2戦の反省が活かされており、いきなり2桁のリードを奪いました。


1Q終盤にはFTを外しまくって追いつかれちゃうけど、2Qに入るとオラジュワンやフロイドの活躍で再びリード。レイカーズも決して悪くはなかったけど流れはロケッツの方が良く(少なくとも僕にはそう見えたかな)、前半終了間際にオラジュワンが3つ目のファウルを犯したことを除けば、いい戦いぶりでした(60対56)。


3Q。開始早々ロケッツはいきなりピンチに陥ります。オラジュワンが4つ目をやっちまうんですね~

ドン・チェイニーHCはオラジュワンを下げてティム・マコーミックを投入。ロケッツの戦力ダウンは明らかで、すぐに点差を詰められ、逆転されてしまいます。前半は主導権を握りながらも後半逆転されて敗戦、という過去2戦のパターンがちらつきます・・・が!この試合のロケッツはここで粘りを見せるんです。


カギを握ったのはソープ。ここまでフロイド&マクスウェルにスポットライトを奪われていたソープがインサイドで大暴れ。特に圧巻だったのは、インサイドでディフェンスと激しく接触しながらも決めた2本のバスケットカウントで、ロケッツはすぐにリードを奪い返しました。

Q終盤には再度レイカーズに逆転されちゃいますが、チェイニーはここでオラジュワンを投入。出て来たオラジュワンはすぐに難しいジャンパーを2本決めて再逆転!92対90とリードして3Qを終えました。


そして4Q。ロケッツは開始から連続得点をあげ、またしてもリードを拡げます。そして、今度はこのリードを失いませんでした!最終スコアは114対108。点差だけ見ると競ったようにも見えますが、ロケッツは残り3分を切ったところでも2桁得点差をキープしており、最後は危なげなく締めました。


↓良い選手ですよね
ひばち


ロケッツはソープ27点、マクスウェル26点、フロイド23点&18アシスト、オラジュワン22点、ジョンソン12点とスターターが文句なしの大活躍。オラジュワンがいない時間帯にインサイドで踏ん張ったソープ、確率悪かったけどいいところでシュートを決めたマクスウェル、マジック&スコットのバックコートをスピードで翻弄したフロイド・・・と各自の内容もよかったです。

あと、3Qに登場したマコーミックも3点&5リバウンドの数字以上に貢献しました。今まではオラジュワンが下がるとラリー・スミスが出てくるパターンが多かったんですが、ここはチェイニーの判断が活きましたかね。


レイカーズはウォージー26点、マジック17点&8リバウンド&18アシスト、グリーン16点、スコット16点。また、ベンチからウールリッジが18点をあげました。

マジックはシュートが決まらなかったけど、ウールリッジらを巧くお膳立て。(ロケッツがマジックやウォージーを警戒するもんで)フリーになることが多かったグリーンは距離のあるジャンパーをよく決めました。若き日のディバッツがオラジュワンに翻弄されたのは、ある意味この試合のハイライトです。


●ゲーム4@ザ・サミット


2勝1敗と先行しているとはいえ、過去3戦すべてで追いかける展開となっているレイカーズは、戦い方を少し変えてきました。

1Q途中でグリーンがファウル2つで下がったとき、ウールリッジではなくクーパーを入れてスモール・ラインナップを起用。また、過去3戦でほぼ出番がなかったドリューを2Q頭から使い、マジック&スコットが両方ベンチに下がる時間帯をつくってきました。


一方のロケッツは過去3戦で好調だったマクスウェルが不調。1Q終了時にハーフライン辺りから3Pのブザービーターを決めますが、それ以外はシュートが決まらず、早い時間帯からミッチェル・ウィギンスのプレイングタイムがけっこうありました。


ゲームはレイカーズがリードして、少し離そうとするとロケッツが追いつくといった展開。ロケッツはオラジュワンが(オフェンスでは)このシリーズ最高の動きを見せますが、一方のレイカーズはウールリッジ、ディバッツ、クーパーらベンチ陣が良い働きを見せます。

ロケッツは何度も追いつきかけるんだけど、どうしても逆転することが出来ないんですよね~


そして4Q。ロケッツは開始から連続得点あげ、またしても1点差まで迫ります。でも、これが最後の力でした。

タイムアウトを挟んでレイカーズが立て直してくると、まだ4Q序盤にもかかわらずオラジュワンが5つ目のファウルをやっちゃいます。ここでチェイニーHCはオラジュワンをいったん下げるんですが、ここでシリーズは実質終わりました。

レイカーズはそこからリードを2桁に拡げ、そのまま危なげなく勝利。オラジュワンがコートに戻っても流れに影響はありませんでした。最終スコアは109対88。最後は第1シードvs第8シードらしいスコアでした。


オラジュワンは28点&14リバウンド&3スティール&4ブロックと今シリーズいちばんバランスの取れた活躍を見せました。ソープ18点&9リバウンド、ジョンソン10点、フロイド12点&10アシストも悪くはなかったんだけど、マクスウェルが9点(FG2/11)と大ブレーキ。ウィギンスが9点をあげたけど、マクスウェルのスピード&果敢に攻めるスタイルにはレイカーズも手を焼いていただけに痛かったです。


レイカーズはウォージー20点&7リバウンド&7アシスト、マジック19点&6リバウンド&8アシストと主軸がオールラウンドなプレイを見せ、この2人以外にスコット15点、トンプソン12点、グリーン11点、ウールリッジ12点、ディバッツ18点と続き、実に7人が2桁得点をマーク。

リングの遙か上から叩き込んだウールリッジのダンク、オラジュワンをスピンで交わして決めたディバッツのリバースレイアップは印象深いです。


↓歴代最多勝&最高勝率コーチ
ひばち


4試合でフロイドは平均18.5点・10.3アシスト、マクスウェルは平均19.8点とシーズンを大きく上回る大活躍。この2人はスピードがある上にアグレッシブで、レイカーズの定番バックコートを苦しめました。

平均20.0点・FG成功率60%をマークしたソープも良かったけど、シリーズ前半にもっと目立って欲しかったかなぁ。オラジュワンは最終戦こそ28点をあげたけど、シリーズ平均はブロック(5.8ブロック)以外ほぼすべてシーズン以下の出来。ホームではファウルトラブルにも苦しみました。


ロケッツはこれで3年連続1stラウンド敗退。あまりにも層が薄く、スミスもウィギンスもレイカーズ相手では長時間の起用は厳しそう。基本的にスターターが下がったときの戦力ダウン感が大きく、スターター5人で戦ってるようなモノでした。

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うちのマンションには夜な夜なマンション内のモノを勝手に移動させるおばさんがいるんですが、最近、我が家の前に消化器を置いていくんです。

いつ火事になっても安心ですね(違)


今日もちびっと更新のお知らせです。まーた、なんで?てなチョイスかもしれませんが、よかったら見てやってくださいm(_ _ )m


グリズリーズ6ロケッツ23-b


Chicago Bulls vol24-b

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牛89~90プレイオフ~1stラウンド~


ひばち


第3シードのブルズの相手は第6シードのバックス(44勝38敗)。ブルズにとっては地理的にも近いし、相性も良いし(シーズン対戦成績は4勝1敗)、恵まれた相手です。


バックスの強みはバックコート。スターティングPGを務めるジェイ・ハンフリーズ、このシーズンからバックスでプレイするアルビン・ロバートソン、今シーズン2度目の6マン・オブ・ザ・イヤーを受賞したリッキー・ピアース、複数のポジションをこなせるポール・プレッシーという持ち味の違う4人がひとつの武器でした。

因みにこのチームのリーディング・スコアラーは6マンのピアースです。


一方、フロントコートはやや手薄。Cのジャック・シクマはかつての名選手ですが、この当時は引退が迫るベテラン。他に戦力になるのはFのフレッド・ロバーツブラッド・ローハウス、 F/Cの両方でプレイできるキャデラック・アンダーソンくらいでした。

ロバーツは6フィート10インチ・218ポンドの細身のビッグマン。いろんな資料を見ると「F/C」てなってるけど、実際は身長があってスピードのないSFって感じ。ローハウスに至っては完全にシューターです。アンダーソンがチームで唯一インサイドでフィジカルなプレイが出来るビッグマン。この人はこのシリーズ、暴れます。


SFのジェフ・グレイヤーはシーズン中は出番はあったけど、それは怪我人がいたから。プレイオフではほとんど出て来ません。息子には遠く及ばない2年目のティト・ホーフォード、ジャーニーマンFのトニー・ブラウン、ルーキーのフランク・コルネットも同様です。


普通にやれば勝てる相手なんですが、ブルズはプレイオフが始まる前に内部でちょっとしたトラブルが勃発。ホーレス・グラントが移籍志願をしたんですね。

グラントは「トレードされたい」「どのチームでも構わない」と言い出し、自分はブルズで公平に扱われていないと主張。グラントのサラリーはこの当時のスターティングPFとしても、貢献度&スタッツと並べてみても、チーム内でも格別に安く(グラントより安いのはエド・ニーリーチャールズ・ディビスだけ)、おまけにルーキーのステイシー・キングもグラントより遙かに良い契約を結んでいるなど、フラストレーションが溜まりそうな事由はたくさんありました(キングは年俸が約130万ドル、グラントは4年間で総額約180万ドル)。


「大金が欲しいワケじゃなく公平に扱って欲しい」というグラントの主張は尤もだと思うんですが、何もこの時期じゃなくても・・・と感じた人は少なくないでしょう。プレイオフに影響がなければいいのですが・・・


●ゲーム1@シカゴ・スタジアム


そんな注目のプレイオフ初戦。ゲームは、序盤からマイケル・ジョーダンが好調だったにもかかわらず?接戦となりました。


1Qはバックスの1点リード。2Qに(逆転して)終盤ようやくリードを拡げかけるも、その後の短い時間で反撃されてしまい、前半でブルズのリードは2点(54対52)。ジョーダンは前半だけで22点&6リバウンド&4アシストをあげたんですけどね~

3Qになるとビル・カートライトの活躍などでこの試合初めて10点差までリードを拡げるんだけど、ピアースにやられ(このQだけで11点)、79対75で最終Qへ。この試合を決めたのは4Qでした。


83対80と3点差まで詰め寄られたところから、なんと一気に13対2のラン!ジョーダンだけでなく、キングやニーリーもそれぞれバスケット・カウントを決めるなどこの流れに貢献し、Q半ばまでには勝負を決めちゃいました。

最終スコアは111対97。ジョーダンは38点&8リバウンド&7アシスト&7TO、スコッティ・ピッペンは17点&10リバウンド&13アシストのトリプルダブルに加えて、3スティール&3ブロックをあげる大活躍でした。


↓バックス自慢のバックコートの一角
ひばち


渦中のグラントも19点&9リバウンドと問題ない様子。プレイオフが終わるまでは騒ぎを大きくしないと決めたようで、その約束?を守りました。カートライトも13点、キングも9点&9リバウンドをあげています。

スタッツ上では目立たないけど、この試合の立役者はベンチ陣。特に勝負を決めた4Q序盤に光りました。クレイグ・ホッジスが速攻で見せたジョーダンへのまた抜きアシストはこの試合のハイライトです。


バックスはピアース28点、ロバートソン22点&3スティール、ハンフリーズ11点&12アシスト、アンダーソン13点でした。


●ゲーム2@シカゴ・スタジアム


ゲーム1のあと、バックス(てかハリスHC)がシカゴ・スタジアムのコンディションについて文句を言ってきました。


スタジアムはNHLのシカゴ・ブラックホークスも使用しており、フロアの下には氷があるんです。その影響で「フロアが湿ってたんじゃない?」「滑りやすかったんじゃない?」てなワケです。

バックスはハンフリーズがそけい部・、シクマが背中を故障しており(この試合でやっちまったのか、元々傷めてたのか、元々傷めてたのを悪化させたのかは不明)、ハリスは「負けたのはフロアのせいだ!」とまでは言わなかったけど、「コンディションは整えとけよ!」くらい言いたかったんですね。


ブルズ側はスタジアム内の気温をもっと下げるとした上で、フィル・ジャクソンHCはスタジアムには滑りやすい箇所があることをあっさり認め、ジョーダンは「どんな状況であれ対処なしなければならない」とジョーダンらしい反応でした。


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そんな、ちょっときな臭くなってきたゲーム2・・・


ブルズは序盤から快調。オフェンスもディフェンスもよく、いきなり大量リードを奪いました(33対18)。しかし、2Qに入るとバックスの猛反撃が始まります。


反撃の原動力となったのはプレッシー&ピアースのバックアップ・コンビ。ゲーム・コントロールをしながら自らも攻めてくるプレッシーとゲーム1同様着実に得点を重ねてくるピアースを抑えるのは難しく、これにロバートソンが絡む3Gシステムは厄介でした。

ブルズはあっという間にリードを失い、バックスはQ終盤にTOからの速攻でアンダーソンがダンクを決めて逆転(!)クレイグ・ホッジスのロングシュートでリードを拡げさせはしなかったけど、51対52と1点ビハインドで前半を終了しました。

ブルズはジョーダンが14点&5リバウンド&7アシスト&4スティール、ピッペンが13点をあげましたが、プレッシーに14点をゆるしたのが響いたかな?


3Q。バックスのハリスHCは2Qの勢いを勝利につなげようと、ハンフリーズ&ロバーツの代わりに前半好調のプレッシー&アンダーソンを後半のスタートに起用します。しかし、そんな小細工はブルズに通用しません。

後半開始直後にすぐ逆転すると、そこからは一定の主導権を握ってゲームをリード。ローハウスやピアースにいいところで決められちゃうもんで点差は拡げられないけど、何とか4点差で3Qを終えました。


そして4Q、事件が起こります。Q開始早々、ドライブしたジョーダンがアンダーソンのハードファウルでフロアに叩きつけられちゃうんです(!)ジョーダンは倒れたまましばらく動かず、スタジアム内は騒然。その後、タイムアウトを挟んでそのままプレイを続行するんだけど、ここからのバックスに対するブーイングは凄かったです。もうね、「ファウルしたアンダーソンがボールを持ったとき」なんてケチなこと言わないで、バックスのオフェンスになったらずっとですからねw

直後のオフェンスでFTを打ったアンダーソンは持ってるな!て感じでしたが。


この後もゲームはブルズが少し引き離すとバックスがその分詰めるてな感じ。残り1分半を切ってブルズのリードは2点でした(99対97)


~その後の場面~


ブルズはジョーダンがドライブからバスケットカウント!ローハウスに後ろから抱きつかれたけど、問題ありませんでした(102対97)・・・が、次のオフェンスでバックスはピアースがなんと3Pをヒット!まだまだ分かりません(102対100)。


ブルズは再びジョーダンで攻めます。ジョーダンは、しつこくマッチアップしてくるロバートソンを左右のドリブルで大きく横に振ってマークを外すとベースライン沿いから角度のないフェイダウェイをヒット!シクマのヘルプも一歩遅く、シュートが決まった瞬間に悔しがるロバートソンの姿が愛おしかったですwこういうやりとりっていいですよね(104対100)。


時間は残り40秒ほど。まだ分かりません・・・が、タイムアウト後のバックスのスローインをグラントがスティール!これで勝負が決まりました。

最終スコアは109対102。ジョーダン36点&9リバウンド&11アシスト&5スティール、ピッペン32点&7リバウンド&8アシスト&4スティール、グラント15点、カートライト14点とここまでは良かったんですが、ベンチからのサポートはほぼなし。バックスのオフェンスを止められなかったのも響きました。


↓なかなかの好選手です
ひばち


バックスはプレッシーが25点&7リバウンド&12アシストと大活躍。4Qの要所で3Pを2本決めたピアースも23点をあげており、一夜にしてシカゴの嫌われ者になったであろうアンダーソンも14点&10リバウンドをマーク。この3人にはほんとに手を焼きました。

ロバートソンの14点&7リバウンド&6アシスト&4スティールも効いたかな?3Pを3本決めたローハウスについては、ま、こんな日もあるってことで。


●ゲーム3@ブラッドリー・センター


バックスは遂にハンフリーズがダウン。プレッシーが代わりにスターターに入りました。そして、これがブルズにはマイナスに作用します。


プレッシーとジョン・パクソンのマッチアップになるワケですがこれはミスマッチ。プレッシーの方が3インチ背が高く、おまけにプレッシーはSFも出来ます。過去2戦でおとなしかったパクソンが序盤から得点を重ねますが、その分?ディフェンスで苦労する場面も見られました(プレッシーは前半11アシスト)。

バックスはこのプレッシー&この日絶好調のロバートソンがチームを引っ張り、一方のブルズはやっぱりジョーダン&ピッペン&パクソンが活躍。過去2戦同様に前半は接戦で、60対58とブルズの2点リードで終わりました。


3Qも接戦。ただ、Q前半のうちにパクソンが5つ目のファウルを犯してしまいます。ジャクソンHCは(恐らく)ミスマッチを警戒してニーリーを投入しますが、これはさすがに厳しいモノがあり、すぐにBJ・アームストロングを投入。しかし、アームストロングはパクソンよりも小さく、おまけにフリーのシュートも決められませんでした。


3Qはピアースの活躍などで85対90と5点ビハインドで終わりますが、4Qに入ると流れが変わります。この日、前半から好調のジョーダン&キングの連続得点で逆転に成功すると、なんと14対2のランを仕掛けることに成功☆Q101対93と序盤のうちに8点差をつけたんです・・・が!

ブルズはここからが良くありません。ピアース&ロバートソンにやられ、リードはあっという間になかったことになっちゃいます。残り3分ほどでスコアは105対105のタイでした。


↓ペースが落ちないジョーダンでしたが・・・
ひばち


~その後の場面~


ブルズはジョーダンが左手のフィンガーロールを決めてリードを奪いますが、バックスもすぐロバートソンが返します(107対107)。

そしてこの次のオフェンスでジョーダンがなんとTO(!)つまづいてボールが手につかなくなったところを狙われた勿体ないミスで、バックスはそこからローハウスのワンマン速攻でダンク!残り2分を切ったここに来て、ブルズは逆転されちゃいました。


残り1分を切ったところでもブルズは2点ビハインド(111対113)。まだチャンスはあるように見えました・・・が、ここでバックスはなんとシクマが3Pをヒット!ブルズはよく守っていて、バックスは攻め手がなくて、残り時間も少なくなっていて、いろんな意味で致命傷となる得点でした。ブルズは3Pが入っておらず、しかもこの後パクソンがファウルアウト。まさかの逆転負けが決まりました。


最終スコアは112対119。ジョーダンは48点(FG20/35)をあげましたが、例のTOが痛かったなぁ。ピッペンは21点&9リバウンド&9アシストをあげましたが、グラントは存在感薄め(11点&11リバウンドだったけど)。パクソンの15点はすべて前半にあげたモノです。


バックスはロバートソンがプレイオフ・キャリアハイの38点をあげ(8リバウンド&7アシスト)、ロバーツもシリーズ最多の23点をマーク。このシリーズずっと不調だった(怪我の影響?)シクマ・・・・

プレッシーはほぼフル出場で19点&6リバウンド&12アシスト&4スティールをマーク。ピアースの19点も相変わらず効果的でした。


●ゲーム4@ブラッドリー・センター


この試合は完全にブルズ・ペースで進行。ブルズはリバウンドを支配し、過去3戦で苦しめられたピアース&プレッシーに気持ちよくプレイさせませんでした。

また、ジャクソンHCはこのシリーズ初めてウィル・パデューを起用。カートライトのファウル・トラブルあってのことでしたが、これが大成功!パデューはなんと前半だけで10点をあげました。


56対39で前半を終えたブルズは、後半に入って更に点差を拡げます。3Q中にジョーダンが足首を傷めて2回ベンチに下がるヒヤッとする場面もありましたが、ゲームに影響はなく、84対60で最終Qへ。4Q終盤はガーベイジタイムとなり、最後はBJのアシストからパデューがなんとキャリア初の3Pを決め、とどめを差しました。


・・・と一方的な展開だったこの試合の見せ場?は4Qの乱闘騒ぎ。アンダーソンのゴール下シュートをニーリーがちょっとハードなファウルで止めるんですが、これにアンダーソンが激怒。去り際、ニーリーにエルボーをかまし、両チームの選手たちが入り乱れた小競り合いとなりました。

エルボーされたニーリーが後ろからアンダーソンを突き飛ばし、更にジョーダンもアンダーソンを突き飛ばし、別のところではグラントとロバートソンが一触即発(グラントはロバートソンを挑発してましたね~)。アンダーソンは一発退場となり(6ファウルだったんですが)、ジョーダン&グラント&ニーリーにはテクニカル・ファウルが課されました。


アンダーソンはゲーム2でジョーダンをフロアに叩きつけ、ゲーム3でもパクソンの顔面に肘が入っており、ジョーダンは我慢ならなかったのかもしれません。


そんなワケで話は逸れましたが、最終スコアは110対86。ブルズはジョーダン25点、ピッペン20点&11リバウンド&4スティール、グラント15点&14リバウンド、パデュー15点(キャリアハイ)。パデューはFTを9本ももらっており、これは意外と大きかったかも知れません。

ディフェンスではピアースを19点(FG3/12)、プレッシーを7点に抑え、ロバートソンの20点も影薄め。これ以外ではハンフリーズが14点、ローハウスが11点をあげたくらいでした。ゲーム3で決勝打を決めたシクマは僅か1点&4リバウンドと仕事をさせませんでした。


↓意外にも?大当たりだった起用
ひばち


因みにこのゲームの乱闘騒ぎに対する処分はアンダーソン3500ドル、グラント&ロバートソンそれぞれ5000ドル、ジョーダン1500ドル、(ベンチから飛び出したとして)カートライト&パデュー&BJ&キング&シクマ&ハンフリーズ&ブラウン&ホーフォードに500ドルずつ。


ブルズ側は「何故、すべてのきっかけとなったアンダーソンの処分がグラント(&ロバートソン)より軽いんだ?」として不満を漏らしましたが、ロッド・ソーンは「アンダーソンのエルボーは故意だったか分からない」とした上でその後に起きた小競り合いを批判しました。


バックスはハンフリーズ&シクマの怪我が響きました・・・が、2人が完調だったとしてもシリーズの勝敗は覆らなかったでしょう。

ピッペンをロバーツ、グラントをローハウスがマッチアップしなければならないFのミスマッチはさすがに厳しかったかと思います。

Chicago Bulls vol25-b

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牛90~91プレイオフ~1stラウンド~


ひばち


遂に第1シードをとったブルズが戦うのは第8シードのニックス(39勝43敗)。昨シーズンのセミファイナルに続いて2年連続の対戦となりました。

このシーズンのニックスはシーズン前半にHCが交代したり、終盤になって主力に故障が相次いだり、チーム状態はイマイチ。プレイオフになっても万全の体制ではありませんでした。


ニックスのスターターはCのパトリック・ユーイング、元ブルズのチャールズ・オークリー、シューター型スコアラーのキキ・バンダウェイ、ベテランPGのモーリス・チークス、チーム最古参のトレント・タッカーの5人。

本来ならばスターティングSGはジェラルド・ウィルキンスなんですが、3月末のウォリアーズ戦で酷い捻挫をやっちまいまして、それ以降すべての試合を欠場していました。プレイオフは一応出てくるけどベンチから、代役のタッカーはシューターです。


控えはそのウィルキンス他、マーク・ジャクソンジョン・スタークスブライアン・クイネットケニー・ウォーカージェロード・ムスタフエディー・リー・ウィルキンスといった面々。

2年前のスターティングPGだったジャクソンはチーム内で問題を抱えており、スタークスはこれがニックスでのデビューシーズン、2人ともこの当時はあまり役に立ちません。クイネットとムスタフは短い時間のつなぎ役程度で、フロントコートで唯一頼れる?のはウォーカーくらい。ウィルキンスはあまり出て来ません。


シーズン中の対戦成績はブルズが4連勝でシーズンスウィープ☆2年前のカンファレンス・セミファイナルよりは楽に勝てそうです。


●ゲーム1@シカゴ・スタジアム


この試合に見応えがあったのは最初の10分だけ。1Q最後の2分に9点連取したところからブルズの一方的な展開となりました。


ブルズお得意のプレス・ディフェンスが冴えまくりで、スコッティ・ピッペンは前半だけで19点をあげる好調ぶり。3Q開始早々にリードは30点を越え、4Qはほぼすべてガーベイジタイム。クレイグ・ホッジスBJ・アームストロングがセカンド・ユニットを引っ張り、ベンチ入りした全員がコートに出て得点をあげる最高の展開でした。


最終スコアは126対85。ブルズはチーム史上最高の勝利で、マイケル・ジョーダン28点、ピッペン25点&4スティール、ホーレス・グラント13点、BJ18点&10アシスト、ホッジス16点、ビル・カートライト9点・・・と全員が少なからず活躍。ニックスにとってはチーム史上最悪の敗戦となりました。


ニックスはバンダウェイが19点、オークリーが12点&11リバウンドをあげたくらいで、これ以外に目立った?のは4Qに出て来て9点をあげたEウィルキンスくらいですかね。

ユーイングはカートライト相手に攻めることが出来ず、おまけに序盤からファウルトラブル。6点&6リバウンド&5TO&5ファウルとバランスのとれたスタッツを残しました。


↓オフェンスでもユーイングを上回ったカートライト
ひばち


●ゲーム2@シカゴ・スタジアム


いくら第1シードと第8シードといっても、実際のところゲーム1の点差ほどの差はありません(たぶんw)。その証拠にこのゲーム2はまったく違う展開となりました。


ゲーム1で最悪の出来だったユーイングが序盤から得点を重ねます。カートライトのディフェンスは効果的で、ジャンパーは引き続き気持ちよく打たせなかったけど、ドライブやスピンターンなどスピードで攻められるとちょっと厳しいモノがありました。

これにオークリーがオフェンス・リバウンドで力添えをし、チークスがいいところでシュートを決めたりスティールでブルズの流れを止めたり、ベテランの妙を見せます。ブルズはQ終了間際にピッペンが3Pを決めて逆転しますが(27対26)、内容的にはどちらかというとニックスが先行していました。


2Q。ゲームはよりフィジカル、ディフェンシブ、ロースコアになっていきます。特にニックスはこのQだけでジャクソン、ウォーカー、ムスタフの3人が目を突かれるor顔を叩かれていずれもベンチへ下がる事態が発生(これ珍しいですよね)。両チームともシュートがなかなか決まらず、42対44で前半が終わりました。

そして3Qもこんな感じ。ディフェンスの良さとミスが入り交じり、ロースコアな割りには重苦しくもない、もうひとつピリッとしないゲームで、61対63で最終Qへ。因みにこのQにはユーイングも顔を叩かれました(ニックスの選手ばっか)。


4Q序盤、ブルズはニックスのミスから速攻が2本決まって逆転に成功。このまま引き離せないのがこの試合なんですが、それでもジョーダンが休んでる時間帯にBJやホッジスが良いプレイを見せ、じわじわリードを拡げます。

この後はニックスに追いつかれる様子もなく、残り2分ちょっとで24秒ギリギリでカートライトが決めたターンアラウンド・ジャンパーが(強いて言えばw)決勝打となりました。


最終スコアは89対79。ジョーダンはあまり目立たず26点止まり(シュートの確率は良かったんですけどね)、ピッペンは13点&8リバウンド&7アシスト&2スティールをあげましたが、「さぁこれからリードを拡げるぞ」という場面で勿体ないミスがちらつきました。

この他にはグラントが13点、カートライトが12点、BJが8点&3スティールをあげています。


↓ユーイングの上からどーん
ひばち


カートライトはファウルがだいぶかさんじゃったけど、2Q以降はユーイングに気持ちよくプレイさせませんでした。ユーイングは1Qだけで14点をあげましたが、2~4Qは10点(FG1/11)と奮いませんでした。カートライトがベンチに下がったときのウィル・パデューも良かったです。


あと小ネタなんですが、膠着状態だった3Q~4Q頭にある意味目立ったのがステイシー・キング。キングはシーズン中に騒動を起こしてからか地元ファンからの風当たりが厳しく、ファウルトラブルのカートライトの代わりに出てくると歓声とブーイングを半々ずつ浴びせられる奇妙な状況でした。つまらないTOは仕方ないとして(これがあるからプレイングタイムが制限されるんだと思うんですが)、(もともと得意でもない)FT外してブーイングはちょっと可愛そうかな。


ニックスはユーイングが24点をあげましたが内容は先述の通り。これに続くのがチークス15点、バンダウェイ12点ではちょっと厳しいです。オークリーはオフェンスリバウンド中心に10リバウンド取りましたが、得点面では助けになりませんでした。


●ゲーム3@マディソン・スクエア・ガーデン


負けたらシーズンが終わるニックスはスターターを変更。過去2戦まったくいいところがなかったタッカーを外して、故障明けのウィルキンスを入れてきました。そしてこの起用が当たります。


ウィルキンスは1Qだけで11点をあげ、バンダウェイも効果的にオフェンスに絡みます。バンダウェイはファウルをもらうのが上手く、しかもFTの確率が超良いのでブルズにとっては厄介。1Qを25対31と6点ビハインドで終えると、2Q序盤には最大12点差まで拡げられてしまいました。


しかし、ブルズはここから得意のプレッシャー・ディフェンスで反撃を開始します。ニックスのミスを誘発して速攻につなぐパターンが幾つか決まり、ビハインドはあっという間になかったことに。流れるような展開になるとブルズの身体能力の高さにニックスはついていけず、ピッペンが2本、グラントが1本、えげつないくらい鋭いダンクを決めるシーンもありました。

(ニックスがエンドラインからスローインする際にホッジスがプレッシャーをかけ、そのホッジスを交わしてボールを入れようとしたウィルキンスがバックコートの裏にボールを当ててしまう珍しいプレイもありました)


そして、のちのちまでずっとハイライトで流れる有名なプレイが生まれたのもこのQ。終盤、ジョーダンがベースライン際でスタークスとオークリーに囲まれそうになったところをドリブルで完ぺきに交わし、ユーイングの上からダンク!(ユーイングのファウル付き)。このシリーズ、どちらかというとおとなしかったジョーダンが遂にやってくれました。


↓超見にくいけど、ここからトップ画像につながります
ひばち


これで勢いを増した?ブルズは、後半開始間もなくパクソンのジャンパーで逆転。この試合はパクソンが好調で、このQだけで24秒ギリギリのシュートを2本も成功!ジョーダンもフェイダウェイ、ドライブ・・・とアンストッパブルになってきました。

ニックスも粘るんですが、それを断ち切ったのが意外にもパデュー。インサイドでハッスルして存在感を見せると、Q終盤にオフェンス・リバウンドからのゴール下シュートを2本成功!このお陰でブルズは83対71と12点差をつけて最終Qに入ることが出来ました。


こうなるともうブルズのゲーム。4Qは最大15点差をつけ、(少しだけど)ガーベイジタイムもある余裕の展開でした。最終スコアは103対94。ゲーム2と3はそれなりにニックスも頑張ったようにも見えますが、力の差は歴然でしたかね。


ブルズは後半絶好調だったジョーダンが33点&7アシスト&6スティールをマーク。このジョーダンと、21点&11リバウンド&5アシスト&4スティール&3ブロックをあげたピッペンについていける選手がニックスにはいませんでした。

パクソンは効率よく14点をマーク。グラントは9点&8リバウンドで、カートライトも影が薄かったですが、パデューが16点&10リバウンド(オフェンスリバウンド6本)と勝利の立役者の一角となりました。


ニックスはユーイング20点&14リバウンド、バンダウェイ20点(FT11/13)、ウィルキンス15点、チークス11点、オークリー8点&10リバウンド、タッカー12点・・・とスタッツだけなら過去3戦の中ではいちばんマシ。タッカーの得点はほとんどが4Qにあげたモノです。

バンダウェイのドライブはブルズのファウルにつながるケースが多く、これが2Q&3Qにニックスが粘れた要因。ユーイングも序盤はリバウンドとディフェンスで存在感を見せました。


↓3Qだけで8点をあげたパクソン
ひばち


ブルズはユーイングに対するディフェンスが◎。ゲーム1&2ではカートライトのディフェンスがとても良く、カートライトがファウルトラブルに陥ってもパデュー+ダブルチームでの対処が上手くいきました。

ジョーダン&ピッペン&グラントの身体能力の高さも目立ちましたが、ジョーダンは「カートライトがユーイングに身体能力で勝ってるかい?」とそれが勝因であることを否定。チーム力の差だとしました♪


次はセミファイナル、第5シードのシクサーズが相手です。


ソーダ男からのユーミン男

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今年は周りの人に勧められて「レ・ミゼラブル」と「風立ちぬ」に行ってみたけど、どっちも泣けず(勧めてくれたみんなは号泣したらしい)、観てきたよ~て言いにくいですこんにちは。


両方とも映画館で観た方がいいかもって感じで、行けて良かったんだけど、泣いたかと言われると厳しい・・・先輩に借りたママレードボーイの方が泣きそうになりました(笑)

最近観た映画だと、後輩が教えてくれた「サマリア」とか、「ミッドナイット・イン・パリ」の方が好きです(DVDね)。


さて今日も更新のお知らせです。相変わらず需要あるかなーて感じのチョイスですが、なんでもいいから試合を観たい気分だったのでそのついでにアップしました。いつものことながらよかったら!(。-人-。)


ブルズ24bブルズ25b



Houston Rockets vol29-c

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R95~96プレイオフ~カンファレンス・セミファイナル~


ひばち


1stラウンドで話題性充分のレイカーズを倒した後は、今シーズン、ウェスタン・カンファレンス首位の64勝18敗をあげたソニックスが相手です。


ソニックスは過去2シーズン、プレイオフがイマイチ。

2年前の94年は(あまりにも有名ですが)第1シードで臨むも第8シードのナゲッツにまさかの敗戦、昨年は第4シードで臨んでレイカーズに1stラウンドで敗れました。今年は1stラウンド突破こそしたモノのホームで行われたゲーム2を落としており、強いけどどこかスキのあるチームです。


ソニックスの中心はゲーリー・ペイトンショーン・ケンプのコンビ。


ペイトンはこのシーズンのディフェンシブ・プレイヤー・オブ・ザ・イヤー&スティール王。スコアラーでもシューターでもないけど得点力は高く、攻守においてソニックスの要です。

ケンプはこの当時のリーグを代表するPFの1人。ファウルとTOが多く、ときどき自滅しちゃうけど、それでもオールNBAチームに選ばれたりオールスターに選ばれる強者。この当時、チャールズ・バークリーカール・マローンとやりあえる数少ないPFでした。


スターターは、この2人+デトレフ・シュレンプハーシー・ホーキンスアービン・ジョンソン。シュレンプはドイツ出身のF。オフェンスのバリエーションが豊富で、ダーク・ノヴィツキーほどのスコアラーでもスターでもないけど、ポストプレイはシュレンプの方が上手い(かも)。ホーキンスはベテランのシューター、ジョンソンは主にディフェンスとリバウンドで貢献するCです。

シュレンプ&ホーキンスは確かな技術を持った冷静なベテランで、熱くなりやすいペイトン&自滅する傾向があるケンプを支えるのにぴったりでした。


↓トラッシュトークもリーグ・トップクラス
ひばち


ソニックスはベンチの層も厚く、ネイト・マクミランビンセント・アスキュー、C/Fながら3Pが得意なサム・パーキンスフランク・ブリコウスキーらの貢献度はスターター並。ルーキーのエリック・スノウ、ベテランSGのデビッド・ウィンゲート、万年控えビッグマンのスティーブ・シェフラーはあまり出て来ません。


ロケッツはこのソニックスに対する相性がとても悪く、今シーズンも昨シーズンも0勝4敗とスウィープ負け。更には91~92シーズンの途中にジョージ・カールがソニックスのHCになって以降、ロケッツはシアトルで1勝しか出来てないんです。93年のプレイオフで戦ったときはゲーム7まで縺れ込む死闘を演じましたが、ロードでは1勝も出来ませんでした。


データ上あまりにも不利な相手ですが、果たして・・・


●ゲーム1@キー・アリーナ


ルディ・トムジャノビッチHCはケンプにチャッキー・ブラウン、シュレンプにロバート・オーリーをマッチアップさせる作戦。ま、無難です。


序盤は両チームともシュート好調。特にアウトサイド・シュートがよく決まり、ロケッツではオーリー、ソニックスではペイトンがそれぞれチームを引っ張ります。

ロケッツはアキーム・オラジュワンがソニックスお得意のダブルチームで封じられ、ソニックスはケンプがファウルトラブル&お粗末なプレイで本来の働きを見せられなかったけど、1Q終わって28対29と1点ビハインド・前半終わって44対44とアップダウンの激しい?接戦となりました。


ゲームが動いたのは3Q。前半特に何もしなかったケンプが得点を重ね、ジョンソンも攻守にいい動きを見せ、ソニックスがリードを奪います。

ロケッツもしばらくは持ち堪えていたけど、Q終盤にマクミランが入ると流れは一気にソニックスへ。3P、ファストブレイクが立て続けに決まるとビハインドはすぐ2桁になりました(59対73)。


そして最終Q。ロケッツは開始からパーキンス、マクミランに3Pを連続で決められてしまい、2分も経たないうちにビハインドはなんと22点(!)勝負は事実上ここで決まってしまいました。

トムジャノビッチHCは早々にゲームを諦めたか、ピート・チルカットエルドリッジ・リカズナーらローテーション外のプレイヤーを起用。最終Q、オラジュワン&クライド・ドレクスラーはプレイしませんでした。


最終スコアは75対108。最後はジョンソンのダンクでとどめを刺されてしまいました。75点はロケッツのプレイオフ史上最低得点で(それまでは81点が最低)、33点差というのもワースト得失点差です(それまでは29点差)。


↓抑えるのが難しいシュレンプのポストプレイ
ひばち


ロケッツの戦犯はまずオラジュワンで、6点&4リバウンド(!)ソニックスのダブルチームは収縮が早く、オラジュワンはとりあえず空いているところにパスを出さざるを得ないパターンが続出、ほとんど何もやらせてもらえませんでした。

オーリーは18点をあげるも、うち15点が前半にあげたモノで後半は存在感なし。ドレクスラー15点&サム・キャセール11点も焼け石に水で、キャセールは3Qにシーズン中に手術した右肘を傷めたようです。


ソニックスはペイトンが28点&7アシストでチームをリード。前半だけで11本中5本の3Pを決めたのと、後半はそのままアウトサイドに頼らなかったのが良かったですかね。

ケンプ17点&12リバウンド&3ブロック、シュレンプ13点はまだ本領発揮といった感じではなく、ベンチ陣の活躍の方が光っていたかも知れません。パーキンス17点、マクミラン6点&7リバウンド&5アシスト&4スティール、アスキュー4点&2スティールはとても効果的でした。ジョンソンの12点&6リバウンドはオラジュワンを軽く上回りますw


この試合の後、オラジュワンは3Pを練習していたとか・・・


●ゲーム2@キー・アリーナ


試合前にペイトンがディフェンシブ・プレイヤー・オブ・ザ・イヤーを受賞したこの試合は、解説者の言葉を借りるなら「長距離シュート・コンテスト」でした。


ロケッツはアウトサイドとインサイドのバランスが◎。オラジュワンのポストプレイは引き続き封じられてたけど、マーク・ブライアントのポストプレイで攻めるなど工夫を凝らします。ソニックスはブライアントだとダブルチームを仕掛けず、でも、ソニックスのフロントコートにはパワーのある選手がいないので、ブライアントクラスの選手でもポストプレイは有効でした。


一方のソニックスは序盤からシュートがあまり入らず、オフェンスの精度はイマイチ。前半51対49とロケッツがリードを拡げられなかったのは、ソニックスが3Pだけはよく決まったからでした。

マクミランがこのQだけで3本の3Pを沈め、あまり精度の高くないアスキューやブリコウスキーまで決めており、伏兵たちにここまで決められるとちょっち厳しいです。


そして3Q、ロケッツは3P好調のソニックスに3Pで対抗します(いや、ほんとはそんな意図はないと思いますがw)。オーリー、スミス、ドレクスラーが立て続けに決め、依然としてチーム全体で3P好調のソニックスと3Pの入れ合いになります。特にスミスはソニックスが決めた直後に返すなど、欲しいところで3本の3Pを決めました。


「ちょっとおかしいんじゃない?」てくらいほんとに3Pが落ちないこのコンテスト、これを制したのはソニックスでした。

ロケッツは終盤ペースが落ちたのに対し、ソニックスは入り続けちゃうんです。ロケッツは一時、最大10点のリードを奪っていましたが、3Q終了時点には2点差に詰められていました(80対82)。


そして4Q。ロケッツはディフェンスを強化し、また少しリードを広げにかかります。しかし、それでもソニックスの3Pは落ちないんですね(!)Q半ばには逆転されてしまい、しかも3P攻撃はまだ終わりません(!)ロケッツは一気に7点差をつけられてしまいます。

その後、キャセールの活躍とケンプのミスで再び1点差まで迫りますが、ここでもまた3Pを決められてしまい(このときはパーキンス)、最後はオラジュワンのTOで勝負あり。ソニックスもシュレンプがFTを2投ミスするなど危ないところもあったんですが、終盤はソニックスのムードでした。


最終スコアは101対105。ソニックスの3Pは27本中20本成功というプレイオフ記録で、ちょっとこれだけ決められたらしゃーないかなって感じです(ロケッツも27本中13本を決めていて、両チーム合わせて33本成功てのも記録です)。


↓うちも決して悪くなかったんだけどな・・・
ひばち


ロケッツはオラジュワンが17点&16リバウンド&4ブロックとやや復調。苦しいシュートが多く、確率はよくなかったけど、さすがにゲーム1とは違いました。

ドレクスラーはチームハイの19点をあげ、オーリーは14点、スミスは11点をマーク。3Q序盤にロケッツが10点のリードを奪ったのはスミスの連続3Pのお陰でした。あと、ブラウン11点、ブライアント12点、キャセール9点も悪くなかったです。


ソニックスはホーキンスが3本、マクミランが5本、アスキューとブリコウスキーがそれぞれ2本ずつの3Pをみんなノーミスで成功☆ペイトン&パーキンス&シュレンプもそれぞれ3Pを5本ずつ打ち、ペイトン&パーキンスがうち3本、シュレンプが2本を沈めました。


ゲームのポイントは最終Qのソニックスの猛攻ですかね。このとき、カールHCがケンプを下げたまま戦っていたのが個人的には印象に残りました(途中、マクミランがちょっち負傷してケンプが戻ってくるんですけどね、てかミスするんですけどね)。


●ゲーム3@ザ・サミット


過去2年のプレイオフで0勝2敗となったのは2回。いずれも相手はサンズで、そのどちらもゲーム7まで戦った末に勝っています。

94年のときはホームコート・アドバンテージがあったにもかかわらず最初の2戦を落としたので、状況としては今年よりも今年よりも苦しい状態でした。だから、まだチャンスはあります・・・!


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そんな王者ロケッツは序盤からとばします。スミスがいつになく絶好調でドレクスラーも好調・・・オラジュワンも上手くオフェンスに絡み、なんと26対10というロケットスタートを切りました☆

ソニックスはシュレンプの活躍で詰めてきますが、終了間際にスミスがペイトンを抜き去ってのバスケットカウント・レイアップを決めて流れを渡さず、37対28で1Qを終了しました。


2Q序盤。ロケッツは、好調スミスをコートに残すため、スミス&キャセールのスモール・バックコートにしたところをソニックスに狙われ、あっという間にリードを失います。しかし、ここで粘りを見せたのもスミスでした。

両チームともに3Pがよく決まったんですが、なかでもスミスが決めるタイミングは絶妙。前半だけで3P5本を含む22点&7アシストは見事で、これにドレクスラー19点、オラジュワン16点が続きました。


しかし、絶好調スミスがいても、好調ドレクスラーがいても、復調オラジュワンがいても、ロケッツ前半のリードは4点差。3Qに入ると持ち堪えられなくなってきました。

スミスやドレクスラーがこのペースで決められるワケはなく、じわじわ追い上げられてしまいます。Q半ばにはとうとう逆転されてしまい、Q終盤にはそこから更にリードを拡げられました。TOからのファストブレイク、シュレンプとペイトンのダンクは痛かったです・・・(84対90)


それでもロケッツはこのまま引き下がるようなチームじゃありません。クラッチシティですからね~☆


残り4分ほどで97対101という場面でエリーが3Pを決めて1点差に詰め、その後、残り2分半ほどで再び4点差(101対104)となった場面でも、今度はオーリーが3Pを決めて1点差に迫りました。

しかし、ここから先がどうしても追いつけません。ソニックスはペイトンがFTを2本外したり、シュレンプも1本外したり・・・と決して良くはなかったんですが、あと一歩がダメなんです。


残り11.4秒。ロケッツはエリーが遠い3Pを決めて112対113と再度1点差にしますが、直後のファウルゲームで今度はペイトンにFTを2本決められて万事休す。112対115でロケッツは0勝のまま3連敗を喫しました。


↓ミスも多かったけどリバウンドに強さを見せました
ひばち


スミスは48分フル出場で27点&11アシスト&2スティール(3P5/10)。後半はペースが落ちたけど、前半主導権を握れたのはスミスのお陰でした。ドレクスラーの28点、終盤3Pを決めて粘ったエリーの13点、ブラウンの11点もよかったです。

オラジュワンは24点&13リバウンド&9アシストとこのシリーズ最高のプレイを見せましたが、それでも本調子ではない感じ。7TOはいただけません。


ソニックスはペイトン28点&8アシスト、ケンプ21点&18リバウンド(オフェンス・リバウンド8本)、シュレンプ28点、パーキンス17点、アスキュー11点、ホーキンス10点と問題なし。

トムジャノビッチはドレクスラーをペイトンにマッチアップさせ、多少ペイトンのペースを落とせたようにも見えましたが、抑えるのはムリでした。


●ゲーム4@ザ・サミット


過去2シーズンで先に王手をかけられたシリーズが3回、そのすべてにロケッツは勝ってきました。しかし、今回の場合は0勝3敗。ここから4連勝でシリーズを制したチームはNBA史上まだいません。しかも、前年のチャンピオンが翌年スウィープ負けするというのは91年のピストンズがやっちゃってます。

これで盛り返せればクラッチシティここにあり!ですが・・・


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ゲームはソニックスのペースでスタート。ケンプがいつになく絶好調で、ポストプレイあり、アウトサイドあり、オフェンス・リバウンドあり、スピンターンからのダンクあり・・・手がつけられません。このQで8本すべてのFGを決めたケンプ(16点)とペイトンにやられました。


2Qに入ってもムードは変わりません。エリー、ドレクスラーがテクニカル・ファウルを吹かれるなどストレスの溜まる展開で、しかもドレクスラーはファウルトラブルにも陥ってしまいます。

両チームともにアウトサイドが決まらないんですが、オフェンスすべてが上手くいかないロケッツに対し、ソニックスはホーキンスらが上手く得点を重ねます。ロケッツは、ブライアントの渋い活躍とエリーの3Pで何とか食い下がりますが、一時は20点差をつけられてしまいました。


3Q。トムジャノビッチはブラウンではなくブライアントをスタートさせました。ここ2試合好調ですし、1Q、ブラウンがケンプにやられまくっちゃいましたからねー

この起用が功を奏して?ロケッツは一時9点差まで詰めますが、そこから先に進めません。ロケッツはオラジュワンが3Pを打ったり、無謀なドライブを試みたり、苦しい攻めが続きます。好調ケンプはオラジュワンがついても抑えることができず、ビハインドは再び20点差へ。終了間際にエリーが3Pを決めてくれたからよかったけど、スウィープ負けの掛かった試合の3Q終了時点で66対83は辛いです。


そして4Q残り10分ほどでこの試合三度目の20点差となり、勝負はついたかに見えました(68対88)。しかし、ここからロケッツが王者の意地を見せるんですね~


~クラッチシティ再び?~


ロケッツは、ソニックスがFTを外しまくってる間にエリーのFT&キャセールの3Pで、まず15点差にします(73対88)。

ソニックスはケンプのジャンパーが外れたのをマクミランがティップインで押し込みますが、直後にオーリーがコーナーからこの試合初の3Pを沈めました(76対90)。この時間帯はソニックスがFTを落としていたことに加え、アウトサイドが苦手なアスキューに打たせるようなディフェンスが上手くいったことも大きかったですかね。


キャセールのルーズボールファウルでマクミランがFTをあげてしまうも、マクミランは1投しか決められず15点差。一方のロケッツはオーリーがまたしても3Pを沈め、12点差にしました(79対91)。

ソニックスはペイトンが得意のフィンガーロールを外し、ロケッツもエリーが3Pを外すけど、ドレクスラーがオフェンス・リバウンドを取ってファウルゲット!ドレクスラーはFTを2本きっちり決め、残り5分ほどで遂に10点差としました☆(81対91)


更に、ソニックスは次のオフェンスもミス。ロケッツもキャセールの3Pが外れますが、リバウンド争いでオラジュワンが粘ってジャンプボールへ。

ジャンプボールをモノにしたロケッツは、ボールを受け取ったドレクスラーがドライブから斜めになりながら滑空し、独特なフィンガーロールを決めます(83対91)。


残り4分半。ロケッツはフルコートプレスを仕掛けてこれが成功!ソニックスのスローインをスティールし、こぼれ球を拾ったオーリーはラインの外までステップバック、またまた3Pを決めました(86対91)。

一方のソニックスはシュートが決まらず、ここでもホーキンスが3Pをミス。このときはパーキンスがオフェンス・リバウンドからFTをもらいますが、またしてもFTを両方外してしまいます。この時間帯のロケッツは運も味方しているかのようで、次のオフェンスではTOになりかけるんですが、こぼれ球をオラジュワンが拾ってそのままターンアラウンド・ジャンパー!3点差になりました(88対91)。


続くスローイン。ソニックスはロケッツのフルコートプレスをかいくぐり、シュレンプが突っ込んでファウルをもらいますが、なんとシュレンプまでもFTを1本外してします。しかし、次のオフェンスではオラジュワンもFTを2本外してしまい、直後にシュレンプがポストプレイからフェイダウェイ気味のジャンパーをヒット。

シュレンプはサイズがあるので、フェイダウェイされたらブロックできません(88対94)。そして、ここからソニックスのシュートが入り出しちゃうんです。


↓この直後のペイトンは見事でした
ひばち


残り2分半ほど。ロケッツはドレクスラーのジャンパーで4点差にしますが、ペイトンにクラッチしての難しいジャンパーを決められて6点差に戻され、更にはドレクスラーのオフェンス・ファウルを挟んでペイトンに3Pを決められます。ペイトンにはエリーがプレッシャーをかけていて、苦しい体制だったと思うんですが・・・

残り1分半で90対99となり、ロケッツ絶体絶命です。


ロケッツはオーリーの3Pが今度は入りません・・・が、リバウンド争いでシュレンプがファウルアウト!これはとても微妙な判定で、ルーズボールを取りに行ったドレクスラーが勝手に倒れ込んだようにも見えたんですが、レフェリーはシュレンプが押したと見たんですね(ドレクスラーがFT2本決めて7点差)。


シュレンプという武器を失ったソニックスは次のオフェンスをミスし、逆にロケッツは残り1分を切ったところでオーリーがまた3Pを決めます(!)そして残り30秒ほどで、もう1本、今度は振り向きざま3Pを決めました(!!)

スラムダンクだと振り向きざまシュートは入らないんですがね~これはほんとに圧巻でした(98対99)。


しかし、ソニックスは直後のオフェンスでペイトンがエリーを抜き去ってリバース・レイアップを決めます。スミスやキャセールじゃペイトンにつけないのは明らかで、ドレクスラーでもスピードのミスマッチがあり、エリーでもちょっと厳しいですよね。残り15.6秒で98対101となりました。


そして、ロケッツ最後の攻撃。キャセールがボールを運んでインサイドでポジションを取るオラジュワンにパスしますが、オラジュワンはキャセールとマッチアップしていたペイトンがダブルチームに来たのを見てキャセールに戻します。

ほんの僅かな時間、フリーになったキャセールが3Pを決め、試合はオーバータイムに縺れ込むことになりました☆


↓ほぼ出ずっぱりのオラジュワン
ひばち


オーバータイム最初の得点はロケッツで、ドレクスラーのFT。1本しか決まらなかったけど、この試合初めて(だっけか?)リードを奪いました☆

更にその後、エリーがバンクショットを決めてリードは3点に。ソニックスのシュートはことごとく入らず、このまま行くかにも見えたんです。しかし、そう甘くはありませんでした。


まず、パーキンスのポストプレイに対してオーリーがファウルしちゃってファウルアウト!オーバータイムまで持ち込めたのはオーリーのお陰ですが、これでもう4Qのような頼ることはできなくなりました。

パーキンスはFTを2本沈め、ロケッツはオラジュワンがパスミス・・・!今度はホーキンスがドライブからフローター気味のシュートを綺麗に決め、残り1分半で104対105とゲームは再びひっくり返りました。


まだ時間はあります、まだいけます・・・が、ここでオラジュワンがまたしてもパスミス!ソニックスは速攻を仕掛け、ケンプがファウルをもらいながらもゴール下シュートを決めます。ケンプはFTもしっかり決め、残り1分7秒で104対108とロケッツは追い込まれました(因みにケンプにファウルしたのもオラジュワンでした)。


104対110となったところで、ロケッツはキャセールが3Pを決めますが時間は残り18.5秒。ソニックスはファウルゲームのFTを落とさず、勝負が決まりました。

最終スコアは107対114。ロケッツは無念の、セミファイナル・スウィープ負けとなりました。


オラジュワンは50分のプレイで26点(FG11/19)をあげましたが、終盤のミスがあまりにも痛かったです。

ドレクスラーは15点&15リバウンド&6アシスト、オーリーは20点&12リバウンド(3P5/11)をマーク。オーリーは4Qは素晴らしかったけど、それ以外はいいところがありませんでした。エリー15点、キャセール15点&6アシスト、ブライアント10点はよく頑張ったと思います。


ソニックスはケンプが32点(FG13/19)&15リバウンド&3ブロックと大暴れ。オラジュワンとマッチアップする場面もありましたが、この試合に関してはすべてにおいて上回っているかのようでした。

ペイトンは24点&11アシスト&3スティールをあげたけど、FTが10本中5本しか決まらなかったのが△。シュレンプ18点、ホーキンス17点、パーキンス14点はさすがでした。地味だけど、マクミランの6点&5リバウンド&5アシスト&4スティール&2ブロックもいいですね。


↓ゲーム4は手がつけられませんでした
ひばち


ロケッツにとっては屈辱的なシリーズでした。最後まで、ソニックスのテンポを崩せませんでした。

ペイトンを抑えるのはスミスやキャセールではムリで、ドレクスラーやエリーをつけたりもしましたが、ちょっと苦しいモノがありました。また、ケンプのマッチアップはブラウンでは厳しく、かといってオーリーをケンプにつけるとシュレンプへのディフェンスが手薄になるし(オーリーでもこのときのケンプは厳しかったと思いますが)、どーしよーもない感じだったのかなぁ。


この敗戦を受けて、来るオフ、ロケッツは大型補強に乗り出します。

1314予想

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毎年恒例でもないけど2013~14シーズン予想です。

昨シーズンは意外と当たったんで(笑)、今シーズンはそれ以上を目指します・・・!やるからには。


●イースタン・カンファレンス

1位 マイアミ・ヒート

2位 インディアナ・ペイサーズ

3位 シカゴ・ブルズ

4位 ブルックリン・ネッツ

5位 ニューヨーク・ニックス

6位 クリーブランド・キャバリアーズ 

7位 アトランタ・ホークス

8位 デトロイト・ピストンズ


9位 ワシントン・ウィザーズ

10位 ボストン・セルティックス

11位 トロント・ラプターズ

12位 シャーロット・ボブキャッツ

13位 オーランド・マジック

14位 フィラデルフィア・76サーズ

15位 ミルウォーキー・バックス


1位は手堅く、2~5位はこの4チーム間で順位がどうなるかって感じで。個人的にはニューヨークの2チームが読みにくいんですよね。

6~11位くらいはほんとわかりません。キャブスはバイナムが期待に添えなくてもそこそこやるんじゃないかな~とアービングに期待。あと、ジャック獲得&ヴァレジャオ復帰がかなり+になるんじゃないかとも予想。ピストンズはモーリス・チークスにあのメンバーはまとめられないんじゃないかと思ってたんですけど、ビラップスがいますからね。ここのフロントコートは楽しみです。


ウィザーズは8位までに入れようと思ったけど、ウィザーズだからってことでこの順位。セルティックス&ラプターズは個人的にもっと上かもと思ってます。

バックスはカロン・バトラーがベスト・プレイヤーに見えるので最下位。シクサーズはそれより酷い気もするけどターナー&ヤング&ホーズのラインがちょっと好みなので、ひとつ上げてみました。


●ウェスタン・カンファレンス

1位 ロサンゼルス・クリッパーズ

2位 サンアントニオ・スパーズ

3位 オクラホマシティ・サンダー

4位 ゴールデンステイト・ウォリアーズ

5位 メンフィス・グリズリーズ

6位 ヒューストン・ロケッツ

7位 ロサンゼルス・レイカーズ

8位 ミネソタ・ティンバーウルブズ


9位 デンバー・ナゲッツ

10位 ダラス・マーベリックス 

11位 ニューオリンズ・ペリカンズ

12位 ポートランド・トレイルブレイザーズ

13位 ユタ・ジャズ

14位 サクラメント・キングス

15位 フェニックス・サンズ


スパーズとサンダーはシーズンはムリしないんじゃないかな?てのと、クリッパーズに期待を込めて。グリフィンが負傷したなんて話が早くも出てますけど、ここの層の厚さはすごいと思います。

スパーズはビッグ3以外に良い若手・ロールプレイヤーが揃ってるんで、やっぱ強いだろーなと。サンダーはラムやペリー・ジョーンズがある程度使えたら面白いんですけどね。ウェストブルックの穴はジャクソンで問題ないと思ってます。


個人的に4~6位が団子状態と予想。ロケッツは迷ったんですけど、ハワードは成長しないに一票。嫌なチームだけど去年に毛が生えるくらいじゃないかなと。


レイカーズはプレイオフに出られない可能性もあるだろな、と思ってます。コービーがそれなりの時期に復帰するなら8位には食い込んでくるかとは思うんですが。ケイマン、ヤング、ジョンソンの補強は悪くないと思いますし、あとはダントーニのシステム&起用法がどうなってるかですね。


ナゲッツは総力戦で戦うタイプのチームでガリナリが出遅れるのは厳しいかなと。あと、ジョージ・カール更迭がプラスには出ないと思うんです。それにフィル・ジャクソン門下生てHCとしてはあまり成功してないんですよね~主にジム・クレモンズですが。

マブスとペリカンズはロスターのバランスが悪いかなと。ブレイザーズはリラード&オルドリッジの存在だけでもそれなりに勝てる気がするんですが、ペリカンズってかアンソニー・ディビスに期待を込めて。キングス、ジャズ、サンズはまぁそんな感じです。

Chicago Bulls vol25-c

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牛90~91プレイオフ~カンファレンス・セミファイナル


ひばち


次の相手はチャールズ・バークリー率いるシクサーズ。

シーズン成績は44勝38敗と5割を少し上回る程度で第5シードだったんですが、1stラウンドではオフェンス好調で第4シードのバックスをスウィープで下しています。


そんなシクサーズはかなり不安定なチーム。


開幕直後にスターティングPGのジョニー・ドーキンスが右膝の前十字靱帯断裂の重傷を負ってシーズン終了し、年明けにはスターティング・ラインナップを入れ替えるトレードを行い、3月末にはバークリーが左膝を負傷・・・バークリーはシーズン終盤に復帰しますが、完治はしておらず、プロテクターを付けたままのプレイとなります。


スターティングPFは年明けのトレードでホーネッツから獲得したアーモン・ギリアム。ギリアムの獲得によってそれまでPFだったリック・マホーンがCにスライドする、PF3人を並べた変則ラインナップがシクサーズの特長でした。

SGのハーシー・ホーキンスはバークリーに次ぐ得点源。このシーズンの得点アベレージは22点を越えていました。そして、ベテランのリッキー・グリーンがドーキンスの代役を務めます。


ベンチはシューターのロン・アンダーソン、7フィート7インチのマヌート・ボル、小柄なアンドレ・ターナーの3人が中心。ガーベイジタイム要員としてはベテランのロバート・リード、のちにリバウンダーとして開花するジェイソン・ウィリアムス、ルーキーのブライアン・オリバー、Cのデイブ・ホッペンがいます。


バークリーが本調子ではなく、ベンチの層もかなり薄く、ブルズに比べるとかなり見劣りするように見えますが、シーズン中の対戦成績は1勝3敗と負け越し(!)このシーズン、ブルズに勝ち越した4チームのうちのひとつで、イースタン・カンファレンスでは唯一でした。油断は禁物です。


●ゲーム1@シカゴ・スタジアム


ギリアムの自殺点でスタートしたこの試合は、終止ブルズが主導権を握る一方的な展開となりました。


1Q途中で34対14といきなり20点のリードを奪ったブルズは、バークリー以外をほぼシャットアウト。3Q途中には最大23点差をつけ、4Qはほとんどの時間帯をスコッティ・ピッペンwithベンチで戦う余裕の見せつけよう☆

終盤点差が少し縮まりましたがそれはゲームの流れに何の影響もなく、ブルズは105対92と13点差で危なげなく1勝目を飾りました。


マイケル・ジョーダンは29点&5リバウンド&5アシスト、ピッペンは24点&6リバウンド&7アシスト、ホーレス・グラントは12点&9リバウンドをさりげなくマーク。いずれもとても楽にしているように見えました。

また、ビル・カートライトは1Qだけで12点をマーク。その後は2点だけだったけど、序盤に主導権を握るのに大きく貢献しています。


ベンチではBJ・アームストロング、(1stラウンドに引き続き)ウィル・パデューあたりが活躍。特に何もしなかったけど、スコット・ウィリアムスデニス・ホプソンまで出番がありました。


↓膝が痛々しいバークリー
ひばち


シクサーズはバークリーが34点&11リバウンドと孤軍奮闘。ホーキンスはかろうじて10点をあげましたが、ジョーダンのディフェンスの前に沈黙。シーズン中のブルズ戦では好調だったギリアムは僅か5点に終わり、マホーンはパデューよりも目立ちませんでした♪

シクサーズのハイライト?はボル。4Qの勝負がついた場面でしたが、ゴールからそこそこ離れた距離で、まったく相手を押し込まず、その場でターンして放るという奇妙なフックショットを2本も決め、スタジアムの観客をどよめかせましたw


ブルズの勝因はディフェンス。この試合は持ち前のダブルチームがほんとに良く機能しました。シクサーズはボールが止まるケースが多く、バークリーやギリアムのポストプレイに対するディフェンスは◎。ジョーダンとミスマッチになるホーキンス&カートライトとミスマッチになるマホーンには仕事をさせませんでした。

それでもポストプレイで押し込んで決めてきたり、パターンを変えて平面の1対1に切り替えたり、ちゃんと対応してくるバークリーはさすがでしたが。


ブルズのフルコート・プレスが鮮やかに成功した場面が何回かあり、それらはこの試合のハイライトです。


●ゲーム2@シカゴ・スタジアム


ゲーム2は、開始早々マホーンがカートライトにフレグラント・ファウルかましたり、肘を振り回すマホーンをカートライトが突き飛ばしたり、バークリーがテクニカルファウルもらったり、ボルの肘が入ってパデューがやり返したり・・・ゲーム1よりフィジカルになりました。


ブルズはピッペン&グラントがファウル2つで通常より早くベンチに下がらねばならず、一方のシクサーズはホーキンス&ギリアムがゲーム1よりも良く、1Qは競った展開となりました。


2Qはピッペン&グラントwithベンチでスタート。ここで目立ったのはなんとまたしてもパデューでした。

パデューはフィジカルさで劣るボルやサイズで劣るシクサーズPF陣を相手にインサイドで奮闘、オフェンス・リバウンドはとても効果的でした。ボールを持っただけで歓声が上がり、ベンチに下がるときには大歓声が送られたパデューのお陰で、ムードは点差以上にブルズのモノでした(62対53)。


3Qは9点前後を行ったり来たりしたまま終了。4Qはターナーの連続3Pなどで、シクサーズが終盤2回ほど5点差まで詰めてくるんですが、ジョーダンの超オフバランスな体制からのレイアップ&グラントのオフェンス・リバウンドで流れを止めて勝負あり。112対100で2勝目を飾りました☆


4Q半ば、シクサーズがターナーの活躍で点差を縮めてきたときにフィル・ジャクソンHCはなんとルーキーのウィリアムスを起用(!)これが見事当たり、コートにいたのは短い時間でしたが、マッチアップしたギリアムをブロックし、ジョーダンのパスからダンクも決めて、ブルズに活力を加えました。


↓2ndユニットを引っ張るBJ
ひばち


ブルズはジョーダン29点&8リバウンド&9アシスト、ピッペン23点&11リバウンド6アシスト、グラント11点&10リバウンド、カートライト13点&5リバウンド&5アシスト、パクソン10点とバランス◎。終盤のグラントのリバウンドはほんとに大きかったです。

BJ&パデューがそれぞれ8点、ホッジスが得意の3P2本決めて6点・・・とベンチもいい働きでした。


シクサーズはホーキンスがFT15本すべてを決めて、両チームトップの30点をマーク。これにバークリー20点&9リバウンド&5アシスト、ギリアム22点が続き、ベンチからもターナー&アンダーソンがそれぞれ11点をあげるなどゲーム1よりはだいぶ良かったです。

ただ、4Q終盤にウィリアムスが出たときに、マッチアップしたギリアムが主導権を握れなかったのはまずかったですね。


●ゲーム3@ザ・スペクトラム


このゲーム3はちょっと奇妙な試合でした。


1Qはシクサーズ先行ののち、ブルズ反撃で26対26。シクサーズは確率の低いグリーンのジャンパーが決まったり、絶不調マホーンがこのシリーズ2本目のFGを決めたり、過去2戦とは違うチームのようにも見ましたが、ブルズのプレス・ディフェンスに対応できるほどではありませんでした♪


2Qは接戦となりますが、終盤、シクサーズが致命傷になりかねないミスを連発。アンダーソンが空気を読まない1対1を仕掛けて自滅し、ギリアムはバークリーのナイスパスからのジャンパーを外し、マホーンはテクニカルファウル、バークリーはチャージングを取られ、ブルズを助けてくれました。51対47で後半へ。


3Qに入るとブルズはディフェンスを強化。オフェンスではジョーダンが得点を重ね、半ば過ぎには一時10点のリードを奪いました☆しかし、ピッペンが4つめのファウルを犯してベンチに下がったくらいからブルズは崩れ出します。バークリー&ホーキンスに地道に攻められ、Q終盤には1点差にされてしまうんです(!)

ここでのキーマンはホーキンス。ホーキンスに対してはジョーダンがずっといいディフェンスをしていたモノの、小柄でスピードがあり、巧さもあるホーキンスとのマッチアップはちょっと大変。ホーキンスも楽には得点をあげられないけど、ファウルをもらってFTにするのはさすがでした。


4Q。1stラウンド最終戦から好プレイを見せていたパデューが足を引っ張ります。パスミスがあり、打たされたジャンパーがあり、ファウルをもらってもFTは決められず・・・良いプレイもあったけど、この試合に限ってはマイナスだったかなと思います。

そして残り6分半にはホーキンスの3Pで逆転されてしまい、直後にはピッペンが5つ目のファウル(!)ブルズはすぐに再逆転するなど主導権は渡さなかったけど、苦しい展開になりました。


そして、いよいよ???な終盤です。


~残り2分ほどで91対93と2点ビハインドの場面~


ジョーダンがボルにファウルされながらもドライビング・レイアップを成功。FTは外しちゃうけど、あっさり93対93の同点に追いつきました。


シクサーズは次のオフェンスをミス。そしてブルズは再びジョーダンがドライビング・レイアップを成功!しかも、またしてもボルのファウルをもらい、3点プレイにしました☆

さらにブルズにとってはラッキーなことに、このファウルに対してボルがレフェリーに文句を言い、なんとテクニカルファウルを吹かれて退場になってしまうんですwブルズは実質4点プレイとするチャンスを得、勝ちに近づいたかに見えました。


ところが・・・!


ジョーダンがテクニカルファウルの1投を外してしまいます(残り1分22秒で96対93)。


残り50秒を切ったところでターナーのジャンパーで96対95と1点差にされますが、ブルズは、次のオフェンスでピッペンが外したあとのルーズボールをキープ!シクサーズはもうファウルするしかなく、ファウルされたのはジョーダン、やっと勝ちが決まったかに見えました。


しかし、ジョーダンはまたしても1投目をミス(!)2投目は決めるも、残り15秒ほどで97対95と、シクサーズにワンチャンスあげてしまいました。


そしてシクサーズ最後のオフェンスはバークリーがドライブすると見せてディフェンスを引きつけ、コーナーのホーキンスにパスし、ホーキンスはきれいな逆転3Pをヒット!(この作戦は上手かった!)。これが決勝打となり、ブルズは97対99でまさかの逆転負けを喫してしまいました。


↓大事な場面でキレちゃったボル
ひばち


ジョーダンは今プレイオフ最多の46点をマーク。ホーキンスに対するディフェンスも素晴らしく、ブロックが4本あったのも見逃せません・・・が、この試合で印象に残ったのはやはりFT。終盤の大事な局面で3本もFTを外したのはさすがに響きました。


ピッペンは22点&13リバウンド&6アシスト&3スティール。バークリーを4QFG0本に抑えたディフェンスも見事でした。ただ、最後のオフェンスで同点を狙ったジャンパーがエアボールだったのはいただけないかなぁ。

この他にはグラントが10点、カートライトが9点をマーク。ホッジスはいいところで3Pを決めたけど、パクソン、BJらはほとんど存在感がありませんでした。


一方のシクサーズはホーキンスが29点(3P4/6、FT11/12)&4ブロックの大活躍!ま、ブロックはおまけとしても、今日の勝利はホーキンスあってこそでした。また、ギリアムも25点&11リバウンドをマーク。この試合に関してはグラントやパデューがギリアムをマークするのに苦戦しました。


「バークリーが19点&9リバウンド&7アシストとオールラウンドにプレイして、ホーキンス&ギリアムで攻める」てのがいいスタイルかもしれません。後半、大事な場面でシュートを決めたターナーの活躍も素晴らしかったです(8点&7アシスト)。


●ゲーム4@ザ・スペクトラム


1Q。ブルズはシュートが決まらないながらもオフェンス・リバウンドで粘り、じわじわリードを広げます。

また、序盤でカートライトが2つめのファウルを犯してベンチに下がったときに、ジャクソンHCはプレイオフに入ってからほとんど出番のないクリフ・レビングストンを起用。そして、レビングストンをバークリーにマッチアップさせました。

ゲーム3の敗戦からパデューのミス、スターターのファウルトラブルを警戒したのかもしれません。


BJのブザービーターで1Qを締めたブルズは、2Qに入ってすぐにリードを2ケタに広げます。シクサーズはバークリー孤軍奮闘状態(前半19点)で、前半終了前には地元ファンからブーイングが起こる始末でした(52対38)。


そしてゲームはこのまま進みます。シクサーズのディフェンスはガタガタで、ブルズに何本もフリーのジャンパーをゆるし、オフェンスではイージーなシュートミスやTOが目立ちました。

最終スコアは101対85ブルズは余裕の勝利でした。


↓アシストも光ったジョーダン
ひばち


オフェンス・リバウンドを支配し続けたこの試合の殊勲はグラント(といってもいいかも)。22点&11リバウンド(オフェンス・リバウンド7本)でした。

ジョーダン&ピッペンはそれぞれ、25点&12アシスト&4スティール、20点&9リバウンド&5アシストとオールラウンドに活躍しました。3Qにカートライトがバークリーと揉めて怒ったときにジョーダンがカートライトをなだめるシーンが、個人的には好きです。


シクサーズはまたしてもバークリー孤軍奮闘で、25点&14リバウンド&6アシストとすべてやっている感じ。バークリーがせっかく良いパスを出したのにチームメイトが外す場面が多く、6TOも致し方なかったかなぁ。途中からは膝のプロテクターを外してプレイしてました。


これ以外ではホーキンスが15点、アンダーソンが10点をあげましたが、存在感は薄め。アンダーソンはオフェンスの流れを壊す場面もあり、貢献度はイマイチでした。マホーンはちょっと復調したけど、ギリアムが大乱調だったのも痛かったです。


●ゲーム5@シカゴ・スタジアム


100対95でブルズの勝利。1試合落としたとはいえシクサーズとの力の差は明らかで、危なげなくカンファレンス・ファイナル進出を決めました。


前半はピッペンのショータイム☆最初に打った9本のシュートをすべて決めるなど、前半だけで24点(FG11/12)をあげる大活躍でした。2Qにアンダーソンを抜き去ってボルの上から決めたダンクはすごかったです♪


後半はシクサーズが最後の底力を見せた感じ。ブルズは3Q終盤に5点差まで詰め寄られ、一度はそれを振り切って10点差に戻すも、今度は4Qにじわじわ点差を縮められ、残り3分で同点に追いつかれる危ない展開でした。


後半、特に終盤はジョーダンの真骨頂。この日あげた38点のうち半分以上が後半にあげたモノで、特に4Q終盤に連続得点を重ねました。あとこの日のブルズはリバウンドがひとつ勝因だったんですが、ジョーダンひとりで19本も取っています。

ピッペンは最終的に28点&8リバウンド&6アシストと前半良すぎちゃったパターン。グラント9点&11リバウンド、カートライトは8点に加えて、パデュー8点は大きかったですね。また、パクソンはFG2本の5点のみだったけど、その2本はいずれも4Qの大事な場面で決めてくれました。


シクサーズはバークリー30点&8リバウンド&7アシスト、ギリアム21点、グリーン16点、ホーキンス15点。2点&4アシストのターナーは4Qの追い上げに貢献しました。

バークリーが1Qで18点をあげる、いつも通りの孤軍奮闘パターンかと思われましたが、後半はギリアムが得点を重ね、グリーンもようやく外のシュートが決まりました。また、リードの起用もまずまず+だったんじゃないかなと思います。


↓前半は自由自在だったピッペン
ひばち


シーズン中の対戦成績はなんだったんだろう?と首を傾げたくなるような今シリーズ。シクサーズ的には、本来PFのマホーンがカートライトと、膝に怪我を抱えたままプレイしなければならないバークリーがピッペンとマッチアップしなければならないのが辛すぎました。


ブルズはディフェンスが見事。バークリーをダブルorトリプルチームで守る一方、グリーンやマホーンに精度の低いジャンパーを打たせるプランが上手くいきました。あと、ジョーダン&ピッペンにマッチアップできる選手がシクサーズにはいませんでしたね。


次はいよいよピストンズです。

鳥ぷてぃーく

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こんにちはーおひさしぶりです。


また超ひさびさですが、更新のお知らせです。

引き続きプレイオフ編ですがもしよかったら見てやってください!


ロケッツ29-cブルズ25-c

Los Angeles Lakers vol53-b

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L00~01プレイオフ~1stラウンド~


ひばち


8連勝でシーズンを終えた第2シードのレイカーズがまず戦うのはなんとブレイザーズ(50勝32敗)。昨プレイオフのカンファレンス・ファイナルの好カードが、1stラウンドになってしまいました。


ブレイザーズは3月5日の時点で42勝18敗とカンファレンス首位だったんですが、そこから突然調子を落とし、残りの22試合は8勝14敗と負け越し。戦力が拮抗したウェスタン・カンファレンスではちょっとの連敗が命取りになっちゃうワケで、上位とのゲーム差は少ないながらも7位まで落ちてしまいました。


不振の原因は金にモノを言わせたチーム作りで、メンバーはすごいけどケミストリーはバラバラ・・・とか言われましたが、ちゃんと説明するのは難しいかも。

とりあえずシーズン終盤だけでも、レイカーズ戦のタイムアウト中にラシード・ウォレスアルビダス・サボニスの顔面にタオルを投げつけ、試合後にはそのウォレスとマイク・ダンリービーHCが衝突し、更にごく最近では練習中にスコッティ・ピッペンデトレフ・シュレンプが口論になった・・・なんて話がありました。


そんなブレイザーズのスターターは昨プレイオフと一緒でディモン・スタウダマイヤースティーブ・スミス、ピッペン、ウォレス、サボニスの5人。

グレッグ・アンソニーボンジ・ウェルズ、シュレンプ、ステイシー・オーグモンアントニオ・ハーベイの5人も残っており、リーグ屈指の豪華ロスターは相変わらずなんですが(ハーベイは違うけど)、このシーズンはこれだけじゃありません。デイル・ディビスロッド・ストリックランドショーン・ケンプウィル・パデューらオールスタークラスのベテランたちを加えていました(パデューは違うけど)。


ほんの3シーズン前までオールスターの常連&昨シーズンまでキャブスのエースだったケンプがオフコートの問題で、伸び盛りで一時はスミスに代わってスターターに入っていたウェルズが故障でプレイできませんが、それでも充分に層は厚いです。たしかにこれだけのメンバーが揃っていればケミストリーの構築が難しいのも創造できなくはないし、プレイングタイムの問題などで不満が溜まる選手がいるのもわかりますが・・・


因みにシーズン中の対戦成績は2勝2敗。お互い、ホームとアウェイで1勝ずつしています。


●ゲーム1@ステイプルズ・センター


先行したのはレイカーズ。シャキール・オニールがなかなか得点をあげられず、コービー・ブライアントも肋骨を打撲するなどおとなしかったんですが(2Q序盤に一度ロッカールームに下がります)、ホーレス・グラントが好調。オフェンス・リバウンドに強く、また豪快なティップダンクを見せるなど、このQだけで12点をあげました。


2Qは一転してブレイザーズが反撃。ウォレス頼みだったスターターとは違い、ストリックランドやオーグモンが流れを変えてきました。さすがベテラン♪

レイカーズは51対48となんとかリードを保って前半を終えますが、一時は逆転され、更には5点差をつけられており、前半だけで17点をあげたデレック・フィッシャーの活躍がなかったらヤバかったですね。


因みにハーフタイムに入った直後には、両チームがコートを去る中、レフェリーと口論してテクニカル・ファウルを吹かれるウォレスの姿がありました。最後に手にしたボールを去り際に高く放り投げたので、それを注意されたかな?


3Qも接戦。コービーが積極的に攻めだしたのに対し、ブレイザーズはレイカーズ戦で調子がよいスタウダマイヤーがやり始めました。一時は逆転もされており、勝負は4Qに持ちこまれました・・・

が!4Qに入るとレイカーズはリック・フォックスブライアン・ショウが連続で3Pを決めるなど急にギアを上げ、開始2分ほどで決着をつけてしまいます。4Qはディフェンスもよく、ブレイザーズに反撃のチャンスはありませんでした。


↓ストリックランドの方がレイカーズにとっては嫌?
ひばち


最終スコアは106対93。シャックはシュートが21本中7本しか決まりませんでしたが、FTを15本中10本決めるなど24点&20リバウンドをマーク。4Q残り2分ほどでベンチに下がったときには、ベンチに戻らず、コートサイドの空いてる席に座るw余裕のサービス付きでした。


コービーは28点&6リバウンド&7アシストと怪我の影響はなさそう。フィッシャーの21点、グラントの14点は前半を支えてくれました。ショウの9点も見逃せません。レイカーズは1~3Qまでシュートがあまり決まらなかったけど、それでも流れはブレイザーズよりいいように見えたかな。


ブレイザーズはウォレス24点、スタウダマイヤー18点がチームをリード。ウォレスはハーフタイムに余計なことしたり、タイムアウト中にACのトニー・ブラウンにタオルを投げつけたり(この意図は不明)、奇行もありましたが、シュートタッチがとてもよかったです。

この他にはピッペンが13点(ファウルアウト)、サボニスが11点、スミスが10点、ストリックランドが8点、オーグモンが9点をマーク。ベンチ2人の貢献度は大きく、サボニスはシャックへのディフェンスが良かったです。


ブレイザーズでいただけなかったのはディビス&シュレンプのベテラン2人。ディビスは僅か9分のプレイでほとんど何もしないままファウルアウト(去り際にレフェリーに暴言を吐いたとして後で7500ドルの罰金)。フラストレーションが溜まっているようでした。シュレンプは2Qのブレイザーズ反撃ムードの場面でFTを2本外したり、TOを犯したり、流れに水を差してしまいました。


●ゲーム2@ステイプルズ・センター


ゲーム1の後、ピッペンが「コービーが肋骨打撲は嘘じゃないの?」とコメント。98年ファイナルのゲーム5で体調不良ながらも大活躍したマイケル・ジョーダンみたいなことしようとしてるんじゃないの?てワケです。もちろん負傷してるのはほんとで、コービーは尊敬するピッペンからのコメントに失望しながらも冷静に対処。舌戦も熱くなってきました。


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シャックが2年連続となるIBMアワードを受賞したこの日、ゲームはかなり荒れました。


レイカーズは序盤、ブレイザーズに最大9点のリードをゆるすなどスロースターターでしたが、1Q終盤にはもう射程圏内に相手を捉え、2Qに入ると逆転して一気に点差を拡げました。

反撃の中心はシャック。シャックは「いつも通り」のパワフルなプレイに加えてアシストでも魅せてくれ、特にロバート・オーリーへのノールックパス、Q終了間際のショウへのアシストはPGもびっくりな鮮やかさでした(ショウは3Pを決めてます)。


試合はこのままレイカーズのペースで進み、106対88でレイカーズが2勝目をあげるんですが、4Qはゲーム内容とは別のところで幾つかいざこざが勃発。何度かゲームが中断する異質な展開となりました。


↓得点もアシストも・・・視界良好だったコービー
ひばち


最初はシャックvsスミス。シャックがファウルされてゲームが止まったとき、ブレイザーズのディフェンダーが3人くらいでシャックを囲んでおり、ボールを取ろうとするブレイザーズ選手とそれを除けようとするシャックのやりとりからちょっとこじれました。


いちばん危なかったのはディビスvsオーリー。4Q開始間もなく、リバウンド争いのポジション取りで後ろからぶつかってきたオーリーに対して、ディビスがあからさまにエルボーをお見舞い!オーリーはコートサイドに吹っ飛ばされ、あわや乱闘という場面でした。

乱闘にならなかったのは、ベンチにいたマーク・マドセンが、ディビスのところに向かっていこうとしたオーリーを抱きついて止めたから。吹っ飛ばされたオーリーがレイカーズ側のベンチ前に倒されたのはラッキーでした。オーリーはしばらく怒り収まらぬ様子でしたが、コービー、ジム・クレモンズフランク・ハンブレンにもなだめられ、フィル・ジャクソンHCにも声を掛けられ、ようやく収まりました。


そして最後がピッペンvsコービー。ピッペンがコービーにファウルした際、コービーが傷めている側の肋骨付近を肘で押したためか、口論に発展。ここでピッペンとなぜかウォレスがテクニカル・ファウルを吹かれ、更になぜかウォレスは2つめのテクニカル・ファウルも吹かれて退場(!)いざこざではなかったけど、この前にスタウダマイヤーもテクニカル・ファウルをもらっており、ブレイザーズはフラストレーションから?自滅した形となりました。


↓オーリーを止めたのはマドセンのファインプレイ
ひばち


シャック32点&12リバウンド&5アシスト、コービー25点(FG8/11)&7アシスト&3スティールに加えて、フォックスが19点をマーク。うち14点は前半にあげたもので、8リバウンド&6アシスト&5スティールは見事でした。2Qにピッペンを抜き去ってサボニスの上から叩き込んだダンクもありましたしね~♪

3Qにコービーとのピック&ロールからシャックがバスケットカウント付きダンクを決め、コートサイドの観客ともタッチしてたのが個人的に好きな場面でした☆


ブレイザーズはピッペン21点、ウォレス17点、スミス16点、サボニス11点、スタウダマイヤー10点、シュレンプ9点でした。ディビス&ウォレス退場以外の印象がないですがw

因みにピッペンはこれがNBA史上2位となる200試合目のプレイオフだったそうです(1位はカリーム・アブドゥル-ジャバー)。


ディビスのエルボーに対してはダンリービーが「オーリーに当てようとしたのではないと思う」として、更に「シャックがいつもそうしているように肘を振り回しただけだよ」と皮肉たっぷりなフォローを入れてきました。

もしも万が一そうだとしても許されるワケがなく、ディビスは15000ドルの罰金&1試合の出場停止で、更にオーグモンも騒動の際にベンチを離れたため1試合の出場停止&5000ドルの罰金となっています。


●ゲーム3@ローズ・ガーデン・アリーナ


ケンプ&ウェルズに加えてディビス&オーグモンもいなくなってしまったブレイザーズはもうガタガタでした。

レイカーズは99対86でブレイザーズを蹴散らし、スウィープでカンファレンス・セミファイナル進出を決定☆レイカーズがスウィープでシリーズを突破したのは、意外にも91年のプレイオフ1stラウンド以来のことです。


序盤はブレイザーズにリードをゆるしますが、1Qの最後にデヴァン・ジョージがブザービーターとなる3Pを決めて3点差に迫ると、2Q半ば過ぎには逆転。3Q途中まではブレイザーズも粘っており、一時は1点差まで詰め寄られますが、フィッシャーがいいところでシュートを決めて引き離すなど再逆転されることはありませんでした。


レイカーズはシャック25点&15リバウンド、コービー22点&9アシスト、フィッシャー17点、フォックス13点、ショウ8点。フィッシャーは8リバウンド&6アシストもあり、更にシリーズ通してTOがゼロというスペシャルなおまけつきでした♪

コービー&フォックスは1Qで2つのファウルを犯しちゃうんですが、それは特に問題ならなかったですね。


ブレイザーズは序盤から積極的だったスミスと、3Qに粘りを見せたときの中心にいたスタウダマイヤーがそれぞれ25点をあげる活躍。サボニスの12点&11リバウンドもいいです。ただ、ウォレスが9点(FG4/19)&13リバウンドと奮わず、ピッペンもファウルトラブルに見舞われました。

スタウダマイヤーが下がったときにストリックランドではなくアンソニーを使ったのも効果はありませんでした。


因みにシュレンプにとってはこれが本当に現役最後のゲーム。技術的にはまだやれるかもしれないけど、気持ちが追いついていないようにも見えたのは僕だけですかね。長年お疲れ様でした!


↓最後の試合は5点&2リバウンドでした
ひばち


レイカーズは余裕の勝利。一方のブレイザーズは問題がたくさん残りました。


ピッペンは、チーム内での嫉妬や主力の離脱によってシーズンが終わったことを「自分のキャリアで最悪の出来事」とコメント。「シャック対策」とも言われた豪華フロントラインは、結局、最後(ゲーム3)はウォレス&サボニス以外にハーベイしかいませんでした。

更に選手を入れ替えるのか、HCを変えるのか、メンバーそのままでケミストリーを再構築するのか、オフコートの問題から着手するのか、判断が難しいところです。

カレー大好き民族舞曲

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更新頻度があんまりなのにアクセス数がそれなりにあって、恐縮しております。ありがとうございますです。


今回は更新1つ、編集1つですが良かったら見てやってください!


レイカーズ53bクリッパーズ39


今さらですが

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あけましておめでとうございます。

新年のご挨拶をするにはあまりにも遅すぎですが・・・今年もどうかよろしくお願いいたします!


最近、10代後半のときに好きだった曲、印象に残った曲・・・て特別だなぁと思うことが多いです。

今も「いいな」「何この曲!」みたいな曲はあるんですけど、なにかどこか違う気がするんですよね。


さて。実は年明けくらいにアップしてたんですけど、更新のお知らせするの忘れてました。いつものことですが、もしよかったら読んでみてくださいm(_ _ )m


ブルズ26b

更新しましたー

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怒濤?の2月3月が終わりました。


風邪ひくと長いですね・・・完治まで3週間はさすがにちょっと堪えました。


今回はひさびさにプレイオフじゃない記事です。


いつものことながら、よかったら読んでやってくださいm(_ _ )m


シカゴ・ブルズ33

Dallas Mavericks vol18

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M97~98シーズン



このオフのドン・ネルソンは昨シーズン途中のような派手な動きは見せません。昨シーズンのトレードの成果に期待しているのかもしれませんし、動きたくても動けなかったのかもしれませんが・・・


【なんでモントロスなんか獲ったんだろ・・・】


昨オフ、エリック・モントロスを獲得するために1巡目指名権を手放したため、昨シーズン低迷したにもかかわらず、高順位は得られませんでした(マブスがあげた指名権でセルティックスはロン・マーサーを指名)。


・1巡目第15位でケルビン・ケイトを指名し、同18位でブレイザーズから指名されていたクリス・アンスティ&金銭とトレード。

・2巡目第34位でバッバ・ウェルズを指名。


アンスティはオーストラリア出身の7フッター。バスケットを始めたのは17歳と遅いんですが、ずっとテニスをやっていたためか動きは軽快。ネルソンはそこに惚れ込んだようです。

オーストラリアのチーム(SEメルボルン・マジック)との契約が残っており、サマーリーグをプレイした後、オーストラリアに帰還します(契約は今シーズンいっぱい。シーズン終わり次第、マブス入り予定)。


ウェルズは本名チャールズ・ウェルズ。オースティン・ペイ州立大出身で、ややずんぐりしたSGです。評価は高くなく、ひょっとしたらスティールになるかも?くらいだった様子。「バッバ(Bubba)」とは日本語で「あんちゃん」みたいなニュアンスだそうです。


↓プロとしては94年からプレイしてました


【地味に補強】


ヒューバート・ディビスケビン・オリーエイドリアン・コールドウェルと契約。

デレク・ハーパーエド・オバノンをマジックに出して、デニス・スコット&金銭を獲得。


ディビスはキャリア5年のSG。ニックス時代にネルソンの下でプレイした経験があり、そのときはネルソンに重宝されていました。今回は6年契約、地味だけどいいシューターです。

コールドウェルは昨シーズンペイサーズにいた中堅PF。不器用なサウスポーのビッグマンです。

オリーはルーキーのPG(6フィート4インチ・195ポンド)。95年にコネティカット大を卒業した後、2年間CBAでプレイしていました(ドラフトにかからなかったんですね)。


スコットはマジックがファイナルに進んだときの主力・3Pシューター。オフに自分の誕生会でトラブルを起こしており、それをマジックのフロントが批判したことでチームとの関係が悪くなっていました(トレーニングキャンプに出ないと言ってたとか)。


また、昨シーズン、ドラフト外のルーキーながら活躍を見せたエリック・ストリックランドと6年間1440万ドルで再契約。これは(層が薄いとはいえ)チームで4番目の高給取りとなる契約でした。昨シーズン終盤のプレイぶりをネルソンがいたく気に入ったようです。


↓昨シーズンは悲惨でした


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開幕スタメンはカリッド・リーブス、ディビス、マイケル・フィンリーAC・グリーンショーン・ブラッドリーの5人。

新生?マブスは開幕3連勝を飾りますが(ただし、グリズリーズ戦が2試合)、その後すぐに10連敗。連敗中の内容は酷く、9試合が100点未満で、ある試合では75対120と45点差で敗れ、また別の試合では62点しか取れずにバックスに負けました。


そして、4勝12敗となったところで遂にフロントが動きました。


●帰ってきたネリー

ジム・クレモンズが解任され、ネルソンが新HCに就任。これによってネルソンはHC/GMとなりました。


△オフェンスの導入やスローテンポなオフェンスをやろうとするクレモンズ、アップテンポなシステム向きな選手を獲得するネルソンという2人はまったく噛み合っていませんでした。クレモンズ就任直後に獲得したモントロスをネルソンが昨シーズンのうちに放出していることなども、方針の違いが顕著だった例かもしれません。


ネルソンが昨シーズン途中にフロント入りしてからクレモンズの解任は時間の問題とも言われ、事実、ネルソンは昨シーズン終了時にクレモンズを解任したかったようなんですが、そのときはオーナーのロス・ペローJrが待ったをかけていました。

今回、解任の許可を出したペローJrは(見返りとして?)ネルソンの現場復帰を望み、最初は現場復帰を嫌がっていたネルソンも、オーナーに対するリスペクトを示す&マブスの現状が酷で第三者に頼むのは望ましくない、という理由からHC復帰を決断しました。本心はどうかわからないですけどねw


因みにクレモンズ解任に伴って、ACのブッチ・ベアードソニー・アレンもさようなら。ネルソンはサンズでACを務めていた息子のドニー・ネルソンを新たに招聘しました。残ったAC、チャーリー・パーカーによるとクレモンズは最後に「ハードにプレイするように、プロフェッショナルであるように」と選手たちに伝えたようです。


↓2シーズン前のニックスでHCは懲りてた?


結果的にはこの変化がマブスにとって大きな+となるんですが、それはもう少し先のお話。この当時はマブスの未来はまだ見えず、マイケル・ジョーダンは「クレモンズはファンからもチームからもサポートがなかった」「フェアな扱いを受けてない」とマブスを批判しました(クレモンズはブルズのACでしたからね)。


ネルソン就任後のマブスはまったく改善が見られず、特に相変わらずオフェンスは酷すぎ。ネルソン就任直後の12~1月にかけても15連敗を喫し、あっさりロッタリーチーム行きが決まりました。


●トレード期限にトレード1件

・獲得したばかりのスコットをサンズに出して、セドリック・セバロスを獲得。


ともに今オフFAになるSFどうしのトレード。ネルソンはスコットに「トレード期限までにプレイオフに出られるチームにトレードするよ」と約束していたようです。


スコットはトレード前の52試合中42試合でスターターを務め、平均13.6点をあげていましたが、FG成功率は40%に届かず、3Pも成功率34%ほどとイマイチ。14本中9本の3Pを決めたスーパーな試合もありましたが、ムラが激しく、期待外れな感は否めませんでした。

一方のセバロスは得点力のある8年目SF。20点くらいは簡単に稼げるスコアラーなんですが、層の厚いサンズではプレイングタイムが制限されていました。3P以外はスコットより上です。


↓シャックがいないと不安定?


マブスはセバロス効果か、2月末からちょっとだけ調子が上向きます。2月末~3月にかけての15試合は8勝7敗と勝ち越し、そのうちの1勝は王者ブルズをオーバータイムの末に下した大金星と、底力?を見せました。

ただ、それまでがあまりにも酷かったのでたいした挽回にはならず、トータル僅かに20勝。20勝62敗でシーズンを終えました。


マブスが弱いのはオフェンスもディフェンスも弱いから。得点はリーグ下から4番目で(平均91.4点)、失点はそこまで酷くなかったけど(100点は越えなかった!)、相手にチームにゆるしたリバウンド数がリーグダントツで最下位でした。

ハイライトは先に挙げたブルズ戦と、あとは61勝をあげたカンファレンス2位のソニックスから何故か2勝したことでしょうかw


因みにこのシーズンのウェスタン・カンファレンスは弱いチームが固まっており、グリズリーズ(19勝)、ナゲッツ(11勝)、クリッパーズ(17勝)と下には下がいたんです。イースタン・カンファレンスにはラプターズ(16勝)もおり、これだとドラフトであまり高い順位も期待できません・・・


【エース/得点源】


フィンリーは全82試合でスターターを務め、リーグ1位となる平均41.4分もプレイ。平均21.5点・5.3リバウンド・4.9アシスト・1.6スティールと3年目にしてエース級のスタッツを残しました。プロ入り以来欠場がないのもポイント高いです♪

HCがネルソンになってからはほぼ毎試合フル稼働で、オーバータイムの試合も含め、48分以上プレイすることも珍しくありませんでした。ジャンプシュートの主体のスタイルにしてはムラも少なかったかな?4月14日のレイカーズ戦ではキャリア初のトリプルダブルをマークしています。


セバロスは3月15日のサンズ戦で右膝を負傷し、シーズン終了。そのためマブスでは12試合しかプレイできませんでした。

ただ、合流4試合目からスターターになるとすぐ20点前後を連発するなど期待通り?の活躍ぶり。平均16.9点・FG成功率47.8%はさすがです。先述のブルズ戦で、4Q終盤にオーバータイムに持ち込む同点3Pを決めたのもセバロスでした。


↓ずっと健康だったワケでもないみたいですが


【マブスにとって最大のニュース?】


グリーンはもちろん全82試合に出場。ネルソンがときどきスモールラインナップを使ったんでベンチスタートもありましたが、68試合でスタートして平均7.3点・8.1リバウンドをマーク。34歳になりましたが、開幕から6試合連続で2桁リバウンドを稼ぐなど、弱小チームで腐らず、存在感を見せてくれました。  


いちばんのハイライトは11月20日、地元ダラスで行われたウォリアーズ戦。この試合でグリーンは907試合連続出場というNBA新記録を樹立しました☆

この日はティップオフ直後にフィンリーがタイムアウトをとって祝福の時間をとり、ハーフタイムにはセレモニーも開催。セレモニーにはリーグ上層部からロッド・ソーン、オーナーのペローJr、市長、前記録保持者(906試合連続出場のランディ・スミス、MLBの鉄人カル・リプケンも姿を見せました。リプケンは自身のユニフォームをグリーンにプレゼントしています。


↓MLBで2632試合連続出場したリプケン


・余談1:市長はグリーンにロッキングチェア、グリーンの青年財団への寄付、11/13~20をAC・グリーン・ウィークとする案、レザージャケットが送られました。


・余談2:ロン・ブーンというGがいたんですが、この人、1041試合連続出場という記録をもってるんです。ただ、ABAとNBAにまたがってプレイしたために最初の662試合はABA時代のモノで、NBAの記録にはなっていないんですね。グリーンはのちに1192試合連続出場まで記録をのばして、ちゃんとブーンも抜いて現役を引退するんですけどね♪


↓こういう記録の方がもう破られないかも?


【苦しかったPG事情】


ロバート・パックは左腕骨折で開幕から22試合を欠場し、1ヶ月ほどプレイした後、今度は右手親指の靱帯を断裂(!)わずか12試合の出場(うち10試合がスターター)に終わりました。

復帰して、リズムを掴む前にまた怪我しちゃった感じで、シュートの精度は悪く、ミスも多めでした。因みにパックが復帰したところでオリーは解雇されています。


リーブスは全82試合で平均8.7点・2.8アシスト・FG成功率41.8%。ルーキーシーズン以来初めて1つのチームで1シーズンを過ごし、ルーキーシーズンに次ぐ好成績を残しましたが、スターティングPGとしてはちょっと厳しい感あり。54試合でスターティングPGを務めましたが、ロスターに他に純粋なPGいないのにスターターを外されることもありました。


新加入のディビスは不振の昨シーズンから復調。81試合で平均11.1点・FG成功率45.6%・3P成功率43.9%(101/230)をマークしました。3P成功率はリーグ4位です♪オールスター・ウィークエンドの3Pコンテスト・セミファイナルではコンテスト史上2位タイ・セミファイナル史上最多タイとなる24点(もうひとりは91年のクレイグ・ホッジス)をマークしています(ファイナルは不発で10点しかとれず、ジェフ・ホーナセックに敗れます)。

(実際にボールをコントロールするのはフィンリーが主だったけど)スターティングPGとして起用されることもあり、30試合でスターターを務めました。


ネルソンお気に入りのストリックランドは、クレモンズ解任以降、一定したプレイングタイムを得ましたが、67試合で平均7.6点・FG成功率35.7%・3P成功率29.4%と出来はイマイチ。プレシーズンで負傷した右足首の影響もあったようですが、複数年契約の期待に応えたとは言えません。

ハイライトは1月20日のソニックス戦で、キャリアハイの30点をマークして大金星に貢献しています。


↓チャンスを活かせなかった?リーブス


リーブスはのプレイスタイルは周りを活かすモノではなく(PGになったのはプロ入り後ですからね)、ディビス&ストリックランドはもちろんPGじゃありません。怪我が多いパックに頼らざるを得ないロスターだったのが、そもそもの問題ですかね。

マブスの総アシスト数がリーグで下から2番目なのは偶然ではないでしょう。


【計算しにくいC陣】


ネルソンが最終的には「オールスターかそれに近いレベルの選手になれる」と大きな期待を寄せるブラッドリーは64試合(うちスターターは46試合)で平均11.4点・8.1リバウンド・3.3ブロック(リーグ3位)・FG成功率42.2%。

開幕から最初の1ヶ月ほどは得点・リバウンド・ブロックで存在感を見せ、ピーク時のディケンベ・ムトンボみたいなスタッツを残してましたが、左足ふくらはぎを傷めて14試合欠場したあとは例年のブラッドリーに戻っちゃいました。3月以降は、ほとんどの試合でスターターを外されています。

プレイ内容は良くも悪くも起用法に左右されない不安定ぶりで、4月7日のブレイザーズ戦では22点&22リバウンド&13ブロックというとんでもないトリプルダブルをベンチスタートでマークしています(ブロックはキャリアハイ&チーム記録で、20点・20リバウンド・10ブロックをベンチスタートで記録したのは史上初)。


↓相手の膝で睾丸を負傷したこともありました


アンスティはSEメルボルン・マジックが強く、チャンピオンシップ争いまで残ったために合流が遅れ(メルボルン・タイガースに敗れます)、マブスと契約したのは開幕直後となりました。

オールスターブレイク前後から出場機会が増加し、特にブラッドリーがスターターを外された3月以降は2桁得点をあげる試合も少なくなく(3月は平均12.4点)、試合終盤にコートに立っていることもありました。その3月終盤に怪我しちゃうのが勿体ないんですけどね。


そのシーズン終盤、ネルソンはアンスティが怪我をしてもブラッドリーをスターターには戻さず、エリック・ライリーをスタートさせることが多かったです。

ライリーは27歳の7フッターで、NBAでのプレイは2シーズンぶり。昨シーズンはギリシャでプレイしていました。ブラッドリー離脱中の12月半ばにマブスにやって来て、最初はあまり起用されませんでしたが、ブラッドリーの不甲斐なさ(と僕は思ってますw)&アンスティの故障で出場機会を得ることが出来ました。ブロックは意外と悪くなかったです(平均1.2本)。


↓ロングリーと違ってシャープな顔つき


【ポテンシャルは悪くない?】


2年目のサマキ・ウォーカーは、最初の1ヶ月ほどはパッとしませんでしたが、ブラッドリーが戦列を離れた&HCがネルソンに代わった12月の間に大きく成長。スターティングCとして力強いプレイを見せると、ブラッドリー復帰以降はスターティングPFへスライドし、グリーンからポジションを奪っちゃいました。

1月末に右足を疲労骨折してシーズンを終わるので、ルーキーシーズンにも満たない41試合しかプレイできないんですが、平均8.9点・7.4リバウンド・1.0ブロックはまずまず。1月に限れば、15点・11リバウンドくらいのアベレージを残しています。来シーズンに期待?


昨シーズン途中でマブスに移籍してきたモノの怪我でプレイできなかったカート・トーマスは、開幕3試合目にようやくマブスデビュー☆しかし5試合出ただけで再び右足首を骨折してしまい、なんとのそのままシーズンを終えてしまいました。(この年だけで4度目の骨折だったとか)。

ネルソンはトーマスにかなり期待していた様子で、そのためかシーズン全休が決まったところでトーマスをACにしました。


↓怪我はほんとに勿体なかったなぁ・・・


トーマスと一緒にヒートから来たマーティン・ミューレセップにとっても、これがマブスで初のフルシーズン。セバロス離脱以降はスターターとしても起用されるなど出場機会が少し増え、41試合で平均5.7点・3P成功率42.1%をマークしました。

身長はPFサイズですが、線の細さやシュートの巧さを活かすにはSFの方がいいようです。


ルーキーのウェルズは12月29日のブルズ戦で、FTの成功率が悪いデニス・ロドマンに意図的にファウルする「ハック・ア・ロドマン」のファウル要員として起用され、3分で退場(!)史上最短時間での退場という新記録を作ってしまいました。

ウェルズ本人はもちろんこんなことはしたくなかったようですが、ある意味ではグリーンもびっくりですwこれまでの記録は5分で、1956年にナショナルズのディック・ファーリーという選手がホークス戦で記録しています。

因みに戦力にはあまりならず。スコットのトレードが成立した翌日の試合で出場機会を与えられ(セバロスが合流してませんでした)、シーズンハイの21点をあげたのが唯一のハイライトです。


↓不本意でも珍記録のお陰で名前が残ってます


【その他細かい人事】


・開幕直後にコールドウェルを解雇。

・3月末、ショーン・レスパートと契約。


コールドウェルはアンスティが来るまでの繋ぎ役。アンスティの契約が成立したところで解雇となりました。

レスパートは3年目のSG、3月半ばにラプターズから解雇されたばかりでした。マブスでは10試合の出場ながらキャリアハイの平均8.2点をマークします。


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ただでさえタレント不足なのに故障が多く、総試合欠場数363はリーグ最多&チーム記録(以前のチーム記録は92~93シーズンの246試合)。またしても散々なシーズンでした。

ネルソンがHC/GMになったことで、方針だけでも定まればいいですが・・・

泥棒か詐欺序曲~更新しました~

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乃木坂のアイドルグループに橋本さんているらしいんですが、

NBA好き?でペイサーズ&ヒバート推しらいしいんですね!


最近のNBAをちゃんと見てる感のあるチョイスだし、渋いし、調べてみたらかわいいし笑、

応援することにしました。笑。


これを僕に教えてくれた人は博多のアイドルグループが好きらしく、

乃木坂にはあまり興味がないらしいんですけどね(^_^;)


そんなワケで更新の告知です!


ペリカンズ3マーベリックス18







シベリアの利発師

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体調崩して昨日今日と療養してましたこんばんは。

熱出してすこし喉が腫れただけなんですけどね汗


握手会の事件がショッキングでした。


かなり前に一度だけ行ったことがあるんですけど、(握手するんだからそりゃそーなんだけど)距離近いんですよね。

現場に居合わせた方が心身ともに重傷じゃないといいですが・・・


この流れで持ってくるのも変な感じですが、ひとつ更新しました。今回はひさびさにまあまあ古いヤツです。もしよかったら!

ブルズ85~86シーズン



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