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Vancouver Grizzlies 95~96シーズン①

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熊95~96シーズン①

 

グリズリーズの初試合は95年11月3日、ロードでのブレイザーズ戦。

この試合、グリズリーズはベノイト・ベンジャミンがインサイドで大暴れして、なんとプレイオフ常連のブレイザーズに92対80で勝ってしまいます☆

 

そして、ホーム開幕戦となった2日後のウルブズ戦では、最後にバイロン・スコットが外したシュートを、クリス・キングがリバウンドから押し込んで2連勝☆

まさかの好発進となりました。

 

しかし、ここから悪夢の連敗地獄がスタート。

 

ロードが多い、クリッパーズが好調だったetc 不運もありましたが、あれよあれよと負け続け、いきなり19連敗。

11連敗を喫したところでは、好調ベンジャミンをトレードで放出しました。

 

●バックスとトレード

・ベンジャミンを放出し、エリック・マードック&エリック・モブリーを獲得。

リッチ・マニングを解雇。

 

ベンジャミンは出場した13試合すべてでスタートし、平均13.9点・7.9リバウンド・1.2ブロック。

この時点でリーブスはあまり戦力になっておらず、プレイングタイムも不安定でした。

 

ベンジャミンを出すことでリーブスのミニッツを増やしたいという意図のようですが、ベンジャミンの態度が良くなかった?なんて話もある模様。

 

マードックは5年目のPG。バックスでスターターとして起用されていたときにはまずまずのスタッツを残しており、計算できる中堅選手です。

モブリーは2年目のC。バックスでは将来性を考慮してか積極的に起用されていましたが、結果は出ていませんでした。

 

~~~~~~~~~

 

このトレードでリーブスはスターターに昇格。

すぐに2桁得点を連発するなど順応は早く、連敗を止めたブレイザーズ戦では25点&17リバウンドをあげるなど勝利にも貢献。

チームとしても、強豪ソニックスを破ったり、ヒート&ニックスにも勝ったり、12試合を6勝6敗で乗り切った時期もあり、少しずつ良くなっているように見えたんです。

 

でも、オールスターブレイク明けに悪夢が待っていました。

 

ブレイク明け初戦はキングスに勝ったんですが、そこから1つのシーズン中における最長連敗記録となる23連敗をマーク。

連敗が止まったときにはもう4月になっていました。

 

最終成績はリーグ最下位の15勝67敗。

 

スタッツ上、ディフェンス面はそこまで酷くなかったんですが(スティールはリーグ5位)、オフェンスが壊滅的。

とにかく得点力がなく、平均89.8点はリーグ最下位。

シュートの精度も低かったです。

 

エクスパンション・チームの苦戦は珍しくもないんですが、それにしても厳しいシーズンでした。

 

ステュ・ジャクソンGMは人柄重視でロスターを作ったとされますが、それが裏目に出た?なんて話も。

シーズン序盤、ダリック・マーティンは「チームメイトは優しすぎる、ラプターズのように生意気で傲慢になるべきだ」という主旨のコメントをしています。

 

【G】

 

アンソニーは5年目にして初めてスターターに定着。

69試合で平均14.0点・6.9アシスト・1.7スティールをマークしました。

 

得点とアシストはダントツでキャリアハイなんですが、幾つかの故障に悩まされたせいで終盤はペースダウン。

でも、新チームのフロアリーダーとして頑張ったのではと思います。

 

6マンはキャリア12年のスコット。

FG成功率40.1%はキャリアワーストでしたが、80試合(スターターはなし)で平均10.4点をマーク。

このチームには必要なベテランでした(と思う)。

 

マードックは、アンソニー欠場時には代役としてそれなりの成績を残しており、加入後の平均9.1点・4.6アシスト・2.0スティールは上出来(スティールはバックス時代と合わせると平均1.8本となり、これはリーグ7位☆)。

アンソニーが故障で調子を落としたシーズン後半は調子が上向きました。

 

ローレンス・モーテンは2巡目指名としてはまあまあ。

44試合の出場ながら持ち前の得点力を見せつけることもしばしばあり、平均6.6点・FG成功率45.3%をマークしています。

 

【ウィング】

 

チームで唯一全82試合でスターターを務めたのはB・エドワーズ。

FG成功率41.9%はキャリアワーストでしたが、平均12.7点・4.2リバウンド・2.6アシスト・1.4スティールとオールラウンドなスタッツを残しました。

3月1日のマブス戦ではチーム史上初のトリプルダブル(15点・13リバウンド・11アシスト)を達成しています。

 

キングは80試合に出場して、うち66試合がスタート。

一時は故障明けのジェラルド・ウィルキンスにスターターの座を奪われるも、それを奪い返しました。

平均7.9点・3.6リバウンド・3P成功率38.9%は、2シーズン振りにNBAに戻ってきた選手としては悪くないです。

 

そのウィルキンスは、昨シーズンを全休したアキレス腱断裂の怪我から2月末(23連敗中)にようやく復帰。

9連敗となったところからスタメン起用されますが、出来にはムラがありました。本調子ではなかったですかね。


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