☆94~95プレイオフ:Cファイナル②
これはどのタイミングで出たコメントなのかわからないんですが、ペイサーズのスコットがマジックについて “彼らはいいヤツなんだよ。(こっちがシュートを決めたら)グレートショット!と言ってくるし、握手も求めてくるんだよね” とコメント。
特にミラーは物足りないかもですね(イメージ)。
●ゲーム4@マーケット・スクエア・アリーナ
マジックはいきなり10点のリードを奪いますが、シャックがファウル2つを犯してベンチに下がると、すぐ流れが変わります。
26対26の同点で2Qへ。
2Q。序盤はペニーがマジックを引っ張ります。
シリーズ好調のペニーは、ポストプレイ、スティール、そこからのファストブレイクで豪快なダンク…と、ほぼ独力でリズムを引き寄せていました。
一方、この試合はシャックがどーもよくありません。
コートに戻ってきて良いプレイを見せるんですが、またすぐに3つ目のファウルを吹かれてしまい、ベンチへ。
シャックがいなくなると、ペイサーズはスミッツ中心で攻めてきます。
グラントはコートに残って頑張るんですが、もうひとりがターナーでは厳しいですよね。
リバウンドで負ける場面が多く、47対53と6点のビハインドで前半を終了しました。
3Q。開始まもなくペイサーズが連続3Pで点差を拡げますが、マジックはペニーに加えて、前半目立たなかったスコットが復調して反撃。
71対75と少し詰めて3Qを終わります。
4Q序盤。ペイサーズはワークマンのプレイがまずく、マジックはそれを活かしてすぐに同点&逆転。
残り8分の時点でシャックがファウル5つ目を犯してしまいますが、ゲームは拮抗し、接戦のまま終盤になりました。
~残り2分を切って87対86とマジック1点リードの場面~
まず、スミッツからボールを取ろうとしたグラントがファウルをとられてしまい、ファウルアウト(!)
マジックはチーム・ファウルが5つを越えており、スミッツがFTを2本中1本決めて87対87の同点になります。
そして、次のオフェンス。
シャックがインサイドでポジションを取ろうとしますが、スミッツを倒してしまい、これがチャージングでファウルアウト(!)
マジックはゲームの一番大事な場面をターナー&ロリンズで戦わねばならなくなりました。
続くペイサーズのオフェンス。
ペイサーズはスミッツでインサイドを攻め、ファウルをもらってFTをゲット。
今度は2本きっちりと決め、89対87とペイサーズが2点のリードを奪います。
マジックは、次のオフェンスでアンダーソンが一発逆転を狙って3Pを打ちますが、これはミス。
一方のペイサーズもミラーがシュートを外し、再びマジックにチャンスが巡ってきました。
ペニーにボールを預けます。
ペニーはドライブすると見せてフリーになったショウにパス。
ショウはきれいな3Pを決めて90対89。
残り13.3秒でマジックは逆転に成功しました。
しかし、これでゲームは終わりません。
タイムアウト明けのペイサーズ。
ジャクソンのパスからミラーが振り向きざまに3Pを打ち、これが決まります(!)
マジックは90対92と再び2点のビハインド。
でも、まだゲームは終わりません。
残り5.2秒。マジックのオプションはやはりペニー。
ペニーはドリブルでワークマンを交わすと、いつもより高く跳んで3Pを打ち、これが決まります。
マジックは93対92とリードを奪い返しました。
そして残り時間1.3秒。
ペイサーズはスミッツに託します。
スミッツはフェイクでロリンズを交わし、ジャンプシュート。
これがブザービーターとなり、マジックは逆転負け。93対94で敗れてしまいました。
マジックはペニーが26点、スコットが22点をマークしますが、シャックはこの試合も30分しか出られず、16点&10リバウンド。
FTは8本打って1本も決まりませんでした。
一方のペイサーズはミラー23点(3P5/9)、スミッツ21点、マッキー14点、ジャクソン13点。
マジックの敗因は、明らかにシャック&グラントのファウルトラブル。
この2人の代わりに出てくるのがロリンズとターナーでは厳しく、この2人が同時にコートに立つのは避けたい状況だったかと思います。
●ゲーム5@オーランド・アリーナ
インディアナでの2試合でマジックはかなりフラストレーションが溜まった様子。
シャックはスミッツのことを”フロッパー”と呼び、D・スコットはレフェリーを批判しました。
また、ゲーム4のラストショットに関しては”1.3秒以上かかっていたのでは?”というマジックファンの指摘もあったとか。
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1Qはペイサーズが32対26と先行しますが(最大12点リード)、2Qになるとマジックのディフェンスがよくなります。
ペイサーズにFGを2本しか許さず(1本はシャックがゴール・テンディング)、58対50とマジックの8点リードで前半終了。
シャックは前半だけで20点&9リバウンドをマーク。
ペイサーズは、ミラー&スミッツがそれぞれ7点、10点をあげていますが、2Qは0点でした。
3Q終了時にはマジックが11点リード(83対72)。
4Q残り4分ほどでも14点リードしており、勝負は決まったかに思われました。
しかし、マジックはここからFTのミスが続き、リードを失っていきます。
残り16秒程でマッキーに3Pを決められると、リードは僅か3点に(106対103)。
この後、ショウがFTを2本もらうんですが、これを2本とも外してしまいます。
ペイサーズは次のオフェンスで、ジャクソンが、決まれば同点という3Pをミス。
ペニーがリバウンドを取って、(ファウルをもらい)今度はFTを2本とも決めて勝利を確実にしますが、危ない試合でした。
最終スコアは108対106。
ブザーと同時にミラーの3Pが入り、最後は2点差でした。
シャックは35点&13リバウンドと活躍していますが、FTは19本中9本しか決まらず。
もし負けていたら戦犯だったかもしれません。
ペニーは少々控えめに15点&8アシスト。アンダーソンはチーム2位の19点でした。
この試合はスコットが不調だったんですが、代わりに?ショウがベンチから15点(3P3本)をマークしています。
ペイサーズはミラー&マッキーがそれぞれ21点。
スミッツは20点、ジャクソンは19点&11アシスト&4スティールでした。
スミッツは28分でファウルアウトしており、今度はブラウンHCが”一貫性がない”としてレフェリーを批判。
ただ、チームに対しては、「チームを誇りに思う。今、たくさんの障害と戦っているけれど、ここ(オーランド)でも且つチャンスがあった」とコメントしています。