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Toronto Raptors 95~96シーズン②

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凸95~96シーズン②

 

グリズリーズのステュ・ジャクソンが「人柄」重視で選手を集めたとしたら、トーマスはそれを気にせずに集めたといったところでしょうか。

この2チームでいうと、トーマスのやり方の方が上手くいったんですよね。

 

【ウィング】

 

ロバートソンは2シーズンのブランクがあるにも拘わらず、主にスターティングSGとしてプレイ。

平均9.3点・4.4リバウンド・4.2シストと、最後にプレイした92~93シーズン並のスタッツはキープ。

得意のスティールではリーグ5位の平均2.2本を稼いでいます(7試合で5スティール以上)。

 

ラプターズ史上初得点をあげたのはこの人で、その開幕戦では30点をあげて勝利に貢献。

先述のブルズ戦では、試合終了直後にジョーダンに勝ち誇った姿が印象的でした。

 

マレーは全82試合に出場して、平均16.2点・3P成功率42.2%(151/358)。

スタメン定着以降は一試合除いてすべての試合で2桁得点を稼いでおり、大当たり?の試合も少なくありませんでした。

3月半ばのナゲッツ戦ではキャリアハイの40点をマークしています。

 

クリスティは加入後すぐにローテーションに入り、ミニッツは倍以上に増加。

3月末からはスタメン起用されており、4月は平均14.4点・3P成功率45.0%と好成績を残しています。

 

【ビッグマン】

 

オリバー・ミラーが活躍。

76試合(うち72試合がスタート)で、平均12.9点・7.4リバウンド・2.9アシスト・1.9ブロック・1.4スティールとオールラウンドなスタッツを残しました。

 

ピストンズ時代よりまたちょっと太った印象でしたが、この頃はまだ走ることもできました。

 

ラプターズがシーズン通して固定できなかったのが、ミラーと並ぶもうひとりのビッグマン。

ピンクニー、マッセンバーグ、ライト以外にジョン・サリー、ザン・タバック、カルロス・ロジャース、エイシー・アールらも起用されました。

 

トーマスのバッドボーイズ仲間のサリーは、最初の1ヶ月ほどは積極的に起用されましたが、12月に入って出場機会が激減。2月頭に解雇となりました。

 

タバックはクロアチア出身の7フッター。

ときどきエアボールを放ったり、明らかな判断ミスをしたりするけれど、サイズを考慮すると動けるCで、平均7.7点・4.8リバウンドは悪くはありません。

 

ロジャースは欠場も多かったんですが(26試合を欠場)、3月末から4月頭にかけてスタメン起用されたときには、48分フル出場で28点&9リバウンド、20点&11リバウンド&5ブロックなど目の覚めるようなスタッツを残しています。

 

そして、シーズン終盤に周囲を驚かせたのがアール。

シーズン序盤はそもそも出場機会がほとんどなかったんですが、(タバックが離脱した)4月にスターターとして起用されると突然ブレイク。

4試合連続で25点以上をあげる大活躍を見せ、そのうち1試合では40点をマークしています☆

 

【その他】

 

ジミー・キングは後半戦から出場機会が増加。

シーズン終盤は(恐らく)ストウダマイヤーの離脱などもあってか、一定の出場機会がありました。

2巡目指名のルーキーとしては、まずまずの控えだったのではないかなと。

 

マーティン・ルイスは16試合に出たのみ。

この人、この当時の雑誌に「出場停止リスト入り」の表記があったと記憶しているんですが、何かやらかしたんでしょうか。

 

開幕直前に解雇されたドウェイン・ウィットフィールドはシーズン終盤にもう再加入。

唯一スターターを務めた試合で16点&12リバウンドをマークしたのが良かったですね。


ビンセンゾ・エスポシトは30試合で平均3.9点。

積極的にシュートを狙いましたがとにかく決まらず、戦力にはなれませんでした。

このシーズン、ラプターズに在籍した選手でプレイングタイムが平均10分に届かなかったのはこの人だけでした。

 

4月頭に10日間契約で加わったのが、Cのダン・オサリバン。

NBAでのキャリアは3年なんですが、デビューは90年の27歳です。

ラプターズでは4試合目にスターターを務めるなど積極的に起用されるんですが、シーズン終了を待たずに解雇されてしまいました。

 

BJ・タイラーは故障のために1試合もプレイせず。

膝をアイシングしているときに寝てしまい、それによって神経を痛めたんだとか。

タイラーはラプターズ加入時に5年契約を結んでいるんですが、来シーズンの開幕前には解雇され、そのまま現役引退となります。


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